東京港青海ふ頭におけるヒアリの確認について

１．経緯

６/18　環境省が実施する青海ふ頭内調査において、調査事業者がコンテナヤード（昨秋の確認地点とは別区

　　　 画）の舗装面にヒアリと疑わしいアリ200個体以上を目視で確認。ヒアリまたはアカカミアリの疑いが

　　　 あったため、環境省が専門家に同定を依頼。環境省関東地方環境事務所及び東京都、調査事業者が、確

　　　 認箇所周辺に粘着トラップ及び殺虫餌(ベイト剤)を設置。

　 　　専門家が当該アリがヒアリであることを確認。

２．今回確認されたヒアリについて

　確認されたアリは、ヒアリの働きアリ200個体以上です。

３．対応状況

　引き続き、発見場所において目視やトラップによる調査及び防除を東京都と協力して実施します。

　なお、関東地方環境事務所から、東京都に対して、以下を依頼しています。

・ヒアリと疑わしいアリをコンテナや積荷で確認した場合は、密閉等により逸走を防ぎ、完全に駆除等が確認さ

　れるまでは移動を避けるよう留意するとともに、その点につき関係者にも徹底を依頼すること

・今回ヒアリの確認があったことから、当該コンテナヤード及びその周辺の点検等を適宜実施すること

・今後、環境省等が実施する調査に協力すること

４．青海ふ頭における昨年度からの対応状況

　昨年９月から10月にかけて東京港青海ふ頭のコンテナヤード（今回とは別の区画）で50個体以上の有翅女王アリが確認されたことから、政府は同年10月21日にヒアリ対策関係閣僚会議を開催し、対策の強化について方針（申合せ）を確認しました。申合せを踏まえ、本年３月まで青海ふ頭及びその周辺において徹底した調査と確実な防除等の緊急対応を実施するとともに、青海ふ頭では４月以降も薬剤散布及び目視調査を継続しています。また、青海ふ頭においては、昨年10月から11月の緊急調査の後も、防除の効果を確認するために３月にコンテナヤード全域で詳細調査を実施しましたが、ヒアリの確認はありませんでした。今月から青海ふ頭及び周辺地域の詳細調査を開始したところ、当該調査により、ヒアリが昨年確認されたのとは別の区画で確認されたものです。

　なお、昨年10月から11月にかけての緊急調査においては、コンテナヤード以外にも、道路、公的施設、民間商業施設等、港湾施設以外を含む広域での調査を実施しましたが、ヒアリは確認されていません。今年も同様の範囲において現在調査を実施中です。

５．疑わしいアリの発見時の対応について

　疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。

○今回確認されたヒアリ

○今回ヒアリが発見された場所