ヤマトグローバルロジスティクスジャパン/全国で5拠点目となる美術品専用の恒温恒湿倉庫を京都市に開設 物流不動産・施設 2023.06.17 全国で5拠点目となる美術品専用の恒温恒湿倉庫を京都市に開設~多様なニーズに応え、美術品や文化財の収蔵をサポート~ ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長 長尾裕)傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長 金井 宏芳 以下YGL)は全国で5拠点目、京都府内で2拠点目となる美術品専用の恒温恒湿倉庫を京都府京都市伏見区に6月1日に開設いたします。 記 1.背景ヤマトグループでは、1958年に美術品や文化財に特化した輸送事業を開始し、国内外への輸送、各種展覧会における取り扱いなど文化・芸術を発信するサポート事業に数多く取り組んでまいりました。近年、全国で多くの美術館や博物館が建物の改修時期を迎え、改修期間中もこれまでと同様の環境で所蔵作品を保管したいといった依頼や、企業や個人コレクターの方々からは、所有する美術品を、より整った環境で長期間収蔵したいという依頼を受け、一定の温度・湿度を保つ機能を備えた美術品専用の恒温恒湿倉庫の開設を進めてきました。特に京都府は、美術館や博物館、寺院などが貴重な美術品や文化財を数多く所有しているため、これまでも数々の輸送、展示に関するサポート事業に取り組むとともに、2016年には京都府内では初めて美術品に特化した恒温恒湿倉庫(京都市伏見区)を開設し、企業や個人の方の美術品の保管・収蔵のニーズに応えてまいりました。今後、文化庁が2022年度以降に京都府への移転を予定するなど、京都におけるニーズがさらに高まることが見込まれ、京都府内で2拠点目となる恒温恒湿機能を有する美術品専用倉庫を新たに開設し、府内に限らず近隣の府県の美術館や博物館、法人・個人を含む様々なお客様からの高まるニーズにお応えしてまいります。 2.施設概要(1)名称 :ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社 京都美術品支店 横大路倉庫(ヤマトグループ京都物流ターミナル内)(2)所在地 :京都府京都市伏見区(3)倉庫面積 :約500㎡(4)恒温恒湿 :温度22℃DB±2℃ 湿度55%RH±5%(5)消火設備 :不活性ガス消火設備(窒素ガス仕様)(6)セキュリティ:有人及び24時間機械警備/防犯カメラ遠隔管理/認証カード入室(7)保管条件 :短期~長期まで対応、1BOX(1m×1m×2mH)から対応 3.ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社 美術品輸送事業の概要美術品輸送事業の開始は、1958年にインカ帝国文化展・ゴッホ展の輸送業務を受注したことに始まります。半世紀以上に亘って、美術館や博物館、寺院、作家の方に対し美術品や文化財の輸送・保管・展示などのサービスを提供してまいりました。現在、全国11拠点(札幌、仙台、名古屋、東京(3か所)、長野、大阪、京都、広島 福岡)あり、美術品梱包輸送技能取得士やIPMコーディネーターなど専門技術を有する社員が多く在籍しています。学芸員資格取得過程のある大学などに研修講師として社員を派遣するなど、人材の育成にも積極的に携わっています。(1)事業内容:美術品・文化財の梱包、国際輸送(通関代行含む)、国内輸送、展示、収蔵・保管物量や評価額、個人/法人、企画展/公募展の別を問わずトータルでサービスを提供(2) 恒温恒湿倉庫:東京(2か所)、大阪、京都(2カ所)