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東部ネットワーク/売上高は前年比1・6%増、経常利益は前年比9・8%減(2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
単位・百万円  

       売上高   営業利益 経常利益  当期純利益

2020年3月期 12,603 1.6  652 △7.7  683 △9.8  440 △15.7

2019年3月期 12,401 4.1  706 16.0  758 8.4    523 13.3

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当事業年度におけるわが国経済は、政府の各種政策効果の下支えもあり、景気は緩やかな回復基調で推移いたし ましたが、相次ぐ台風・豪雨などの自然災害や、消費税増税の影響による個人消費の低迷により、景気後退感が強 まりました。また、米中貿易摩擦の長期化に加え、年明け以降、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による経 済活動が急減速した影響で、先行きが見通せない状況となっております。 当社の主力事業領域である貨物自動車運送業界は、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減や、全体的な消費マ インドの冷え込みにより輸送数量は減少し、総じて低調な荷動きで推移いたしました。さらに期末には、新型コロ ナウイルスの国内での感染拡大を受け、政府による外出自粛要請などの影響により、消費が急激に減退するなど、 想定を上回る厳しい事業環境が続いております。 このような環境の中、当社は当期における重点施策として、西日本地区における物流サービス網の拡充を進める とともに、収益性の改善に向け、これまでの運賃収入を柱とした収益構造からの転換を図るため、3PL事業によ る提案物流の推進に積極的に取り組んでまいりました。 施策成果としましては、東部神戸物流センター(兵庫県)の稼働で、3PL事業の展開に弾みをつけたと同時に、 西日本地区における輸送情報の一元管理による輸送効率の向上を実現し、さらに、東部滋賀物流センター(滋賀 県)が本年9月竣工予定となっております。 今後も3PL事業の強化・拡大及び収益性の向上に注力し、経営体質の強化に努めてまいります。 以上の結果、当事業年度の売上高は12,603,859千円(前年同期比1.6%増)、営業利益652,758千円(前年同期比 7.7%減)、経常利益683,992千円(前年同期比9.8%減)、当期純利益は、不採算営業所の閉鎖による減損損失や投 資有価証券の評価損等を計上いたしましたので、440,850千円(前年同期比15.7%減)となりました。 セグメント別の業績につきましては、次のとおりであります。

(貨物自動車運送事業)

飲料輸送は、需要低下により荷動きに力強さが見られず、輸送量が伸び悩むなか、西日本地区における物流網 の拡充効果で輸送実績の純増分が東日本地区の落ち込み分を補い増収となりました。セメント輸送は、国内にお けるセメント販売が減少した影響に加え、大口取引先の終了による減収分を補えず減収となりました。 以上から、当事業の売上高は、関連業務の荷役・保管作業収入を含め、8,622,430千円(前年同期比5.1%増)、 セグメント利益は、繁忙期対応による営業費用の増加及び新センター立ち上げ費用の影響により、329,767千円 (前年同期比7.4%減)となりました。

(商品販売事業)

セメント販売は、新たに取引先を獲得できましたので増収となりましたが、一方、石油販売においては、収益 性に重点を置いた取引へ集約させたことから減収となりました。 この結果、当事業の売上高は、2,535,396千円(前年同期比4.4%減)、セグメント利益は19,161千円(前年同 期比32.0%増)となりました。

(不動産賃貸事業)

自社施設のオフィスビルで、一部のテナントとの契約終了に加え、借上施設の提供においても取引先との契約 終了があり減収となりました。 この結果、当事業の売上高は1,285,256千円(前年同期比7.0%減)、セグメント利益は636,963千円(前年同期 比0.1%減)となりました。

(その他事業)

自動車整備事業は、一般修理の受注増で増収となりましたが、派遣業におきまして、派遣契約先の減少による 影響から減収となりました。 この結果、当事業の売上高は、160,775千円(前年同期比3.0%減)、セグメント利益は27,047千円(前年同期 比58.6%増)となりました。

(略)

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