日本貨物鉄道/次世代ITインフラシステムに向けた展開 物流システム 2023.06.17 次世代ITインフラシステムの展開について 当社では、社内ITインフラシステムのサーバおよび社員用パソコン搭載のOSサポ ートが2020年1月に終了を迎えるのを契機に、2018年度から次世代ITインフラ システムの導入を順次進めています。導入の結果、一定の効果が見られたことから、今回さ らに全国展開等を進めています。引き続き、社員意識や企業風土の変革、お客様サービスの 向上に努めてまいります。 1.導入の概要 当社では、業務創造推進プロジェクトのワーキンググループでの検討を踏まえ、社員同 士が”「いつでも」「どこでも」「だれとでも」→「つながる」”をキーコンセプトに、情 報通信技術(ICT)を駆使した IT インフラを採用することにしました。そして、ステッ プ1として、2018 年度に本社、関東支社・東北支社の非現業部門社員を対象に、OA 端末 の更新(モバイル端末の配付)とスマートフォンの配付を行いました。 2.ステップ1(導入済) ステップ1により、以下の効果を得られました。 (1)導入結果 ①会議・打合せのペーパーレス化 ②社内におけるデータ共有の改善 ③オフィスのフリーアドレス化等の促進 (2)社員アンケート結果 ①ペーパーレス化(50%以上の社員が「実施できた」と回答) ②業務時間削減(40%以上の社員が「実施できた」と回答) ③経費削減(20%以上の社員が「実施できた」と回答) (3)導入の具体的効果の例 ①新たに推進している「C&C 活動」の成果発表である「第 1 回 C&C 活動全社発表会」 (2 月 25 日開催)において、次世代 IT インフラを活用し取り組みを推進した発表が ありました。 ②新型コロナウィルス感染症拡大対策の一環として、3 月上旬より一部社員において実 施している在宅勤務に活用しています。 3.ステップ2(今回導入中) 一定の効果が得られたことを踏まえ、ステップ2として 2019 年 12 月より順次進めて います。 (1)内容 ①既存の Windows7端末の Windows10 への更新と、ステップ1で導入した箇所以外 の各支社の非現業、現業の助役以上に、モバイル端末とスマートフォンの配付 ②容量無制限のクラウドストレージの導入 ③セキュリティ対策の強化 等 (2)期待される効果 ①社内コミュニケーション力の強化、情報のデジタル化、業務効率化 ②業務プロセスの改善を実現するツールとして活用することによる、経費・作業時間の 削減 等 3.今後の計画 スマートフォンを活用し、非現業の固定電話を廃止し、その結果を踏まえて現業機関に おいても固定電話の廃止を計画しています。 業務創造推進プロジェクトにおいても、モバイル端末やスマートフォン、大容量クラウ ドストレージを活用するアイディアが挙がっており、その具体化を進めていきます。