NEWS

物流ニュース

丸和運輸機関/経常利益は前年比22・6%増(2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益  経常利益  四半期純利益

2020年3月期第3四半期 73,326 14.7  5,746 24.1  5,921 22.6  4,072 20.7

2019年3月期第3四半期 63,910 14.9  4,631 40.5  4,831 38.7  3,375 39.0

(注)包括利益2020年3月期第3四半期 4,653百万円 (65.1%) 2019年3月期第3四半期 2,817百万円 (△10.7%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善傾向で推移したものの、輸出の弱含みを はじめ天候不順や台風等による被害、消費税増税に伴う需要の減少などにより企業収益に減速感が表れております。 また、長期化する通商問題や中東情勢の緊迫化懸念など、景気の先行きは不透明な状況となっております。 物流業界におきましては、深刻化する少子高齢化に伴う労働人口の減少やそれに起因する稼働車両の不足など、依 然として厳しい経営環境で推移しております。 このような環境のもと当社グループは、顧客へのサービスレベルを向上させ、クオリティの高い物流システムの構 築を目指すと共に、更なる事業領域拡大のため「3PL&プラットフォームカンパニー」をコンセプトとした新たな 中期経営計画をスタートさせました。 成長著しいEC市場において、独自のラストワンマイル配送網を構築し、個人事業主「MQA(Momotaro・Quick Ace)」を開業支援する仕組みを発展させると共に、低温食品物流事業のサービスメニュー「AZ-COM7PL」 において、物流品質の均質化と機能拡張を図り、海外市場の開拓及び海外からの人材確保にも挑戦してまいりまし た。更に平常時のみならず災害等による非常時においても安全・安心・安定した物流を提供すべく、BCP物流事業 の強化に加え、「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」におけるパートナー企業との相互扶助に基づく連携により 人材と車両を確保・共有し、社会インフラとしての物流基盤の構築に努めております。 また、機能戦略の強化として「人材の確保及び育成」「先端技術の研究・活用」「新たな市場開発」に傾注し、労 働人口の減少と技術革新が進む環境下において、持続的成長を実現する経営基盤の強化に努めてまいりました。 以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高73,326百万円(前年同四半期 比14.7%増)、営業利益5,746百万円(同24.1%増)、経常利益5,921百万円(同22.6%増)、親会社株主に帰属する 四半期純利益4,072百万円(同20.7%増)の増収増益となりました。 セグメント別の業績は次のとおりです。

① 物流事業

<EC・常温物流>

日用雑貨を中心とするEC・常温物流においては、「ECラストワンマイル当日お届けサービス」の受託エリ アにおける稼働拠点及び車両台数が順次拡大したことに加え、新たな3PL業務受託などが寄与した結果、売上 高は27,755百万円(前年同四半期比30.7%増)となりました。

<食品物流>

低温食品を中心とした食品物流においては、「AZ-COM7PL」(アズコム セブン・パフォーマンス・ ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)戦略に基づく物流改革提案により獲得した新規物流セ ンターの稼働実績が順次業績に寄与した結果、売上高は29,440百万円(前年同四半期比8.2%増)となりまし た。

<医薬・医療物流>

医薬・医療物流においては、主要取引先であるドラッグストアをはじめとする既存取引先にて、新規出店や新 たな物流拠点の稼働が寄与した結果、売上高は15,455百万円(前年同四半期比4.3%増)となりました。 利益面では、新たな物流センター設備や車両に対する投資に加え、労働力確保に向けた積極採用に伴うコストの 増加はあるものの、日次決算マネジメントの強化による生産性向上をはじめ、積極的な事業拡大による効果が表れ た結果、物流事業における売上高は72,651百万円(前年同四半期比14.8%増)、セグメント利益(営業利益)は 5,545百万円(同23.3%増)の増収増益となりました。

② その他

文書保管事業においては、既存取引先との取引拡大や新規取引先からのBPO(ビジネスプロセス・アウトソー シング)に係る新規案件の受託に努めた結果、売上高は675百万円(前年同四半期比4.0%増)、セグメント利益 (営業利益)は200百万円(同49.9%増)の増収増益となりました。

(略)

Translate »