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シーイーシー/ものづくり現場の「働き方改革」をスマートグラスで支援する実証開始

物流システム 2023.06.17

ものづくり現場の「働き方改革」をスマートグラスで支援する実証開始

アイシン・エィ・ダブリュの工場実証で、作業時間短縮や障がい者教育に貢献

株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田原 富士夫、以下 シーイーシー)は、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社(本社:愛知県安城市、取締役社長:尾崎 和久、以下 アイシン・エィ・ダブリュ)の工場で、スマートグラスを活用した製造現場のデジタル活用と多様な人材活用に向け共同で実証実験を開始しました。現在、スマートグラスの装着前後を比較した作業計測・記録データをもとに、工場教育の時間短縮、職場コミュニケーションの活性化などものづくり現場の働き方改革を目指しています。今回の実証実験によって聴覚障がい者の研修時間を56時間から33時間に削減することができました。

■実証実験の狙い

近年、少子高齢化に伴う技術者や作業者不足を解消するため、製造業のものづくり現場においてもワークライフバランスの向上や多様な人材活用といった働き方改革が喫緊のテーマとなっています。

本実証実験では、アイシン・エィ・ダブリュの聴覚障がい者のコミュニケーション支援として、シーイーシーのスマートグラスアプリケーション「EdaGlass(エダグラス)」と音声認識技術を活用しています。山本光学のスマートグラス「Versatile(バーサタイル)」を装着した作業者との双方向コミュニケーション、現場教育研修におけるスマートグラスの有用性を実証しています。

■実証実験の概要と各社の役割

実証実験では、工場内の機械稼動中の異常・作業不備など発生時に、復旧手段を伝えるライン外教育の実施に活用しました(写真参照)。作業指示者の声がマイクからスマートフォンを通してクラウド上の音声認識エンジンで文字データ化され、保護めがね内に表示される仕組みです((1)~(4))。

・実施期間:

 第1期2017年5月~2019年7月(スマートフォン端末での実証実験)

 第2期2019年8月~(スマートグラス端末での実証実験)

・実施場所:アイシン・エィ・ダブリュ 製造本部第二工場

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