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東洋水産/冷蔵事業のセグメント利益は前年比31・8%減(2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期  第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高   営業利益    経常利益  四半期純利益

2020年3月期第2四半期 198,345 1.0  11,664 0.8   13,229 4.5   9,571 12.2

2019年3月期第2四半期 196,451 3.4  11,572 △9.5  12,665 △8.9  8,529 △3.0

(注)包括利益 2020年3月期第2四半期 5,688百万円 (△64.8%) 2019年3月期第2四半期 16,169百万円 (52.8%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改 善が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しましたが、通商問題を巡る緊張の増大が世界経 済に与える影響や海外経済の不確実性、金融資本市場の変動により景気が下振れするリスクも依然として存在して おります。 このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの 下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組 むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりま した。 この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は198,345百万円(前年同四半期比1.0%増)、営業利益 は11,664百万円(前年同四半期比0.8%増)、経常利益は13,229百万円(前年同四半期比4.5%増)、親会社株主に 帰属する四半期純利益は9,571百万円(前年同四半期比12.2%増)となりました。 なお、当第2四半期連結累計期間の為替換算レートは、107.93円/米ドル(前第2四半期連結累計期間は、 113.58円/米ドル)であります。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

水産食品事業は、主力商品の鮭鱒・魚卵等における市況変動の影響や国内外の近海魚の漁獲不良による魚価高騰 が見られる中、コンビニエンスストアや量販店向けに適正価格での販売に努めましたが、競争の激化もあり販売数 量が減少しました。その結果、売上高は14,927百万円(前年同四半期比2.8%減)、セグメント損失は31百万円 (前年同四半期はセグメント利益159百万円)となりました。

海外即席麺事業は、米国では大手得意先の店舗毎に実施した特売や新学期セール等の定期的な特売の実施によ り、主力商品の袋麺「Ramen」シリーズ、カップ麺「Instant Lunch」シリーズ、「Bowl」シリーズが好調に推移 し、増収となりました。メキシコでは主力商品のカップ麺が堅調な動きだったことに加え、販売を強化している袋 麺が好調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は41,860百万円(前年同四半期比2.7%増)、セグメン ト利益は、人件費等の増加はありましたが、販売数量の増加、販促費の抑制、物流費の削減等により5,237百万円 (前年同四半期比15.6%増)となりました。

国内即席麺事業は、生産・供給コストが上昇する中で、お客様にご満足いただける品質の商品を安定的にお届け するため、2019年6月より価格改定を実施いたしました。そのような状況の中、カップ麺では「赤いきつねうど ん」「緑のたぬき天そば」等の和風シリーズ、「麺づくり」シリーズ、「MARUCHAN QTTA」シリーズ等の基幹商品 を中心に様々なプロモーションで市場活性化に取組んだことに加え、「赤いたぬき天うどん」「赤いきつね焼うど ん」といった期間限定商品、湯切りタイプの新商品を発売した「マルちゃん正麺カップ」シリーズ、また「ごつ盛 り」シリーズも好調に推移し、増収となりました。袋麺では「マルちゃん正麺」シリーズを中心に需要喚起に努め ましたが、減収となりました。その結果、売上高は57,540百万円(前年同四半期比0.7%増)、セグメント利益 は、物流費や原材料費等の増加はありましたが、売上増により3,125百万円(前年同四半期比12.8%増)となりま した。

低温食品事業は、生産・供給コストが上昇する中で、お客様にご満足いただける品質の商品を安定的にお届けす るため、2019年4月より価格改定を実施いたしました。そのような状況の中、生麺では期間限定商品の発売や消費 者キャンペーン等を実施した「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが計画通りに推移したことに加え、今期から全 国に販売エリアを拡大した水でほぐすだけの「つるやか」シリーズ、野菜がおいしく食べられる「パリパリ無限」 シリーズが大きく伸長したことにより、増収となりました。チルド・冷凍食品類では主力商品のしゅうまいやワン タンは減収となりましたが、市販用の「冷凍麺焼そば」等が好調に推移しました。その結果、売上高は37,286百万 円(前年同四半期比2.3%増)、セグメント利益は、物流費の増加等はありましたが、売上増により2,877百万円 (前年同四半期比11.6%増)となりました。

加工食品事業は、米飯やフリーズドライ商品では市場拡大を捉えるべく生産能力の向上に努めました。無菌米飯 では「あったかごはん」シリーズ、フリーズドライ商品では5食入り袋スープ「素材のチカラ」シリーズ等の主力 商品の販促企画に加え、新商品の投入にも努めました。その結果、売上高は10,960百万円(前年同四半期比1.2% 増)、セグメント損失は、新工場稼働に伴う減価償却費等の増加により766百万円(前年同四半期はセグメント損 失472百万円)となりました。

冷蔵事業は、2019年1月に埼玉杉戸物流センター及び神戸物流センターが稼働したことにより庫腹量が増加した ことに加え、冷凍食品を中心とした取扱いや通関・運送等の付帯業務の取扱いが堅調に推移しました。その結果、 売上高は10,331百万円(前年同四半期比10.9%増)、セグメント利益は、新冷蔵庫稼働に伴う減価償却費・人件費 等の増加により665百万円(前年同四半期比38.5%減)となりました。 その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は25,439百万円(前年同四半期比4.4%減)、セグメント利 益は840百万円(前年同四半期比31.8%減)となりました。

(略)

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