大和ハウス工業/大型マルチテナント型物流施設「DPL流山4」着工 物流不動産・施設 2023.06.17 ■物流業界の人手不足解消 業界初「マルチ派遣」を導入 働く場所から住まいまで提供する「DPL流山プロジェクト」 大和ハウス工業最大の大型マルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅳ」着工 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一、以下「大和ハウス工業」)は、千葉県流山市において、大和ハウス工業最大の延床面積(約320,000㎡)(※1)を誇るマルチテナント型物流施設(※2)「DPL流山Ⅳ」を、本日(2019年9月2日)着工します。 「DPL流山Ⅳ」には、テナント企業様の従業員専用の保育施設(運営:株式会社ママスクエア(本社:東京都港区、社長:藤代 聡、以下「ママスクエア」))を併設し、業界で初めて「マルチ派遣」を導入します。 【「DPL流山Ⅳ」イメージ】 大和ハウス工業は、千葉県流山市において、計4棟のマルチテナント型物流施設からなる「DPL流山プロジェクト」を進めていますが、このたび3棟目となる「DPL流山Ⅳ」を着工することとなりました。 当施設は、大和ハウス工業最大の延床面積を誇り、働き方改革の支援として、テナント企業様の従業員専用の保育施設やコンビニエンスストアを完備するとともに、免震システムや非常用自家発電機を設置するなど、BCPにも対応した防災配慮設計を施しています。 また、ママスクエアが物流業界の人手不足を解消するため、「DPL流山プロジェクト」4棟それぞれに保育施設を併設します。さらに、当保育施設に子どもを預けた方が複数のテナント企業様で働ける、新たな働き方である「マルチ派遣」を業界で初めて導入します。あわせて、大和ハウスグループとママスクエアが連携し、「DPL流山プロジェクト」で働く方の住まいについても情報提供し、入居時の諸経費を優遇します。 立地面では、常磐自動車道「流山インターチェンジ」から約2.5kmと近接し、首都圏から広域には東日本全域までアクセスできる場所に位置しており、首都圏向け物流の集約拠点としてだけでなく、世界中からの輸出入の基地となる、グローバルSCM(※3)に対応可能な施設として利用できます。 ※1.東京ドーム約7個分。 ※2.テナント企業様が複数入居可能な物流施設のこと。 ※3.サプライチェーンマネジメントの仕組みを国内にとどまらず、世界にある拠点を結んで実施すること。 ●ポイント 1. 物流業界の人手不足解消 業界初「マルチ派遣」導入 2.働く場所から住まいまで提供する「DPL流山プロジェクト」 3.大和ハウス工業最大の物流施設で各階両面トラックバース採用 1.物流業界の人手不足解消 業界初「マルチ派遣」導入 「DPL流山Ⅳ」は、テナント企業様の従業員の働き方改革の支援として、仕事と子育てを両立させたい家庭でも安心して仕事ができるよう、最大100名のお子さまの受け入れができる、当施設で働く従業員専用の保育施設を施設内に完備しました。当施設内に保育施設があるため、親子で通勤ができ、緊急時でも保護者がすぐに対応できます。 また、物流業界の人手不足を解消するために、「DPL流山プロジェクト」全体で、子育て中の働く方が複数のテナント企業様で働ける「マルチ派遣」を業界で初めて導入。テナント企業様と働く方の双方のニーズを結びつけ、テナント企業様が繁忙期や繁忙時間に人材を確保できるとともに、働く方が働きたい時期や時間に合わせて働けるよう、ママスクエアが条件に合わせて派遣先と調整を行います。 2.働く場所から住まいまで提供する「DPL流山プロジェクト」 「DPL流山プロジェクト」は、働く場所から住まいまで提供するプロジェクトです。働く方が複数のテナント企業様で働ける「マルチ派遣」を導入。また、大和ハウスグループの大和リビング株式会社がママスクエアと連携し、働く方が「DPL流山プロジェクト」に通勤しやすいよう、大和リビングが当施設の近郊にある賃貸住宅の情報を提供して斡旋するとともに、入居時の諸経費を優遇します。あわせて、ママスクエアが働く方の住まいの手続き等をサポートする予定です。 3.大和ハウス工業最大の物流施設で各階両面トラックバース採用 「DPL流山Ⅳ」は、地上5階建て、大和ハウス工業最大の延床面積約320,000㎡の広さを誇る大型マルチテナント型物流施設で、各区画に事務所を設置することもできるなど、テナント企業様の様々なニーズに対応することができます。さらに、テナント企業様からのニーズが多い、1フロア(約48,000㎡)を周回できる両面トラックバース(※4)を、大和ハウス工業のマルチテナント型物流施設において初めて採用しました。 当施設は、常磐自動車道「流山インターチェンジ」から約2.5kmと近接しており、首都圏から広域には東日本全域までアクセスできる場所に位置しています。また、「成田国際空港」や「東京国際空港」といった空路や「東京港」などの海路へのアクセスも可能で、国内外への物流をカバーする新たな一大物流拠点となる立地です。 ※4.トラックが倉庫に荷物を運びこんだり、積み込んだりするため停車する場所のこと。 【「DPL流山Ⅳ」位置図】 ●主な設備・仕様 ・各階両面トラックバース ・大和ハウス工業オリジナル免震システム「DKB弾性すべり免震支承」 ・全館LED照明 ・非常用自家発電機 ・トラックの入場予約システム・オンラインチェックインシステム ・保育施設(最大100名) ・カフェテリア(380席) ・コンビニエンスストア等 ●「DPL流山プロジェクト」開発計画 ■建物概要名 称 :「DPL流山Ⅳ」所 在 地 :千葉県流山市平方字上谷383-2他交 通 :常磐自動車道「流山インターチェンジ」より約2.5km敷地面積 :135,592.56㎡(41,016坪)延床面積 :322,226.33㎡(97,473坪) 賃貸面積 :260,824.91㎡(78,899坪)(1区画の面積約6,000㎡~)構造・規模 :PCaPC造一部S造(プレキャスト・プレストレストコンクリート造一部鉄骨造) 地上5階建て(1階~4階 倉庫、5階 保育施設等)建物用途 :マルチテナント型物流センター建 築 主 :株式会社流山市平方地区共同開発総合計画 :大和ハウス工業株式会社設 計 :株式会社フクダ・アンド・パートナーズ施 工 :西松建設株式会社 着 工 日 :2019年9月2日竣工予定日 :2021年10月31日稼働開始日 :2021年11月 1日お客さまお問い合わせ先:大和ハウス工業株式会社 東京本店建築事業部 TEL:03-5214-2200 ●大和ハウス工業の物流施設事業について 大和ハウス工業の建築事業は、1955年の創業以来、工業化建築のパイオニアとして製造施設、医療・介護施設、オフィスなどさまざまな事業用建築を手がけるとともに、これまで物流施設については累計3,000棟以上を建築してきました。 2002年以降は、物流施設の設計・施工にとどまらず、物流最適地の提案から維持管理に至るまで、お客さまの事業スキームにあわせた専用の物流施設をコーディネートする当社独自の物流プロジェクト「Dプロジェクト」を開始。不動産や金融など各分野のパートナーを組み合わせ、自社保有・ノンアセット・不動産流動化など物流不動産ソリューションを展開しています。 これまで「Dプロジェクト」では、特定企業向けの物流倉庫であるオーダーメイド型のBTS型物流施設に加え、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能で短期的な物流ニーズにも迅速に対応できるマルチテナント型を展開し、全国で231ヶ所・総敷地面積約700万㎡の物流施設の開発を手掛けています。(※5) ●ママスクエアについて ママスクエアは、「子どものそばで働ける世の中をあたりまえに」を理念とし、2015年日本初の託児機能付きオフィスを立ち上げました。子どもの預け先に困ることなく、また子育て期であっても仕事にブランクを空けることなく働き続けられる全く新しい仕事スタイルを提供しています。子どもと母親は一緒に出勤、子どもはキッズスペースで専任のキッズスタッフと過ごす、ママスクエア直営店は全国に29拠点(※6)あります。事業所内保育事業では、「DPL流山Ⅰ」のテナント企業様向け「ながれやまmori保育所」の運営を受託しています。 ※6.2019年8月現在。