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アイカ工業/アジアおよび日本向け製造拠点となるベトナム初のメラミン化粧板製造工場が完成

SCM・製造拠点 2023.06.17

アジアおよび日本向け製造拠点となるベトナム初のメラミン化粧板製造工場
アイカ・ラミネーツ・ベトナム社メラミン化粧板製造工場が完成

 アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:小野勇治 本社:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋26階 資本金:98億9,170万円)の化粧板製造販売子会社「アイカ・ラミネーツ・ベトナム社」が運営するメラミン化粧板製造工場が、ベトナム社会主義共和国ドンナイ省ニョンチャック3工業団地に新設され、2019年5月22日(水)より稼働を開始しました。
 本工場はベトナム初のメラミン化粧板製造工場で、総投資額は約26.4億円です。工場開設により、ベトナム・タイ等のASEAN(東南アジア諸国連合)を中心としたアジア地域および日本向けの化粧板の製造販売を開始します。
 5月22日(水)9時(現地時間)より執り行われた開所式において、小野勇治社長は「現在、ベトナムで販売されているメラミン化粧板はすべて他の国々から輸入されており、この新工場がベトナム初のメラミン化粧板製造工場となります。まずはベトナムでシェアNo.1を獲得し、同時に、日本やアジア地域への輸出拡大を図ります。そして、アジアNo.1のメラミン化粧板メーカーを目指してまいります。」と工場開設の狙いについて述べました。開所式には、ドンナイ省およびニョンチャック3工業団地の関係者、本工事関係者、当社より小野勇治社長、岩瀬幸廣取締役、森良二取締役、アイカ・ラミネーツ・ベトナム社より加藤義久社長が出席しました。なお、開所式に先立ち、安全祈願祭を行い工場の安全と事業の発展を祈願しました。

新工場の外観

[新工場の外観]
  開所式の様子

[開所式の様子]

 

工場設立の背景と目的

 当社グループは、中期経営計画”C&C2000″において、「ジャパンテクノロジーの海外展開」を方針の一つとして掲げ、アジア地域におけるメラミン化粧板およびメラミン不燃化粧板の拡販を推進しています。この戦略のもと、今後更なる伸長が見込まれるASEAN市場に本格的に参入することを目的として、2017年12月、ベトナム・ドンナイ省にアイカ・ラミネーツ・ベトナム社を設立、2018年1月には、海外建装建材事業の統括会社としてタイに「アイカ・アジア・ラミネーツ・ホールディング社」(以下AALH社)を設立しました。さらに2019年4月、AALH社を通じて中国・上海市の化粧板販売会社であるSois Mendinni Industrial Technology (Shanghai) Co., Ltd.(ソイス社)へ出資、子会社することで、中国市場に本格参入する体制を整えています。
 今回設置した新工場は中期経営計画実行のための戦略拠点であり、AALH社を中心に、インド・インドネシア・ベトナムの3カ国の海外生産拠点を活用し、ビジネスの現地化(現地雇用拡充、現地協業強化、地場物件指定強化)を進め、アジア地域における建装建材事業の飛躍的な成長を目指します。

 

施設概要

■所在地 Nhon Trach 3 IP, Hiep Phuoc Ward, Nhon Trach Dist, Dong Nai Province,Vietnam
(ベトナム社会主義共和国 ドンナイ省 ニョンチャック3工業団地)
■敷地面積 27,098㎡
■延床面積 11,318㎡(工場10,448㎡、事務所棟870㎡)
■工期 2018年4月~2019年4月
■稼働開始日 2019年5月22日(水)
■雇用人数 約70名
■総投資額 2,400万USドル(約26.4億円)※1US$=110円にて算出

 

アイカ・ラミネーツ・ベトナム社 概要

■商号 Aica Laminates Vietnam Co., Ltd.(アイカ・ラミネーツ・ベトナム社)
■事業内容 メラミン化粧板・メラミン不燃化粧板の製造販売
■設立 2017年12月5日
■資本金 2,400万USドル
■出資比率 アイカ工業株式会社 83%、アイカ・アジア・ラミネーツ・ホールディング社 17%
■代表者 代表取締役社長 加藤義久(かとう よしひさ)

 

アイカグループ建装建材事業の海外拠点地図

アイカグループ建装建材事業の海外拠点地図

 

以上

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