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櫻島埠頭/売上高は前年比3・3%増、経常利益は前年比9%減(2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高  営業利益  経常利益  当期純利益

2019年3月期 4,426 3.3  43 △31.5  112 △9.0   143 1.1

2018年3月期 4,284 3.7  63 437.5   123 128.9  141 ―

(注) 包括利益 2019年3月期 △45 百万円 ( ―%) 2018年3月期 214 百万円 (△23.5%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度のわが国経済は、前半は世界経済の好調さを背景に景気は順調に推移しましたが、後半からは米中 の貿易摩擦の激化や英国のEU離脱問題をはじめとする保護主義的な動きに起因して、中国やEUでの経済減速が顕在化 しており、先行きについては急速に不透明さを増す状況となっております。 このような情勢のもと、当社グループは、2017年4月より中期経営計画「Innovation & Progress for 2019」に基 づき、「高付加価値事業の実現」、「原価構造の改革によるコスト削減」、「既存機能の活性化」などを具体策とす る事業戦略に取り組んでおります。中間年度の当連結会計年度においては、経営計画のヴィジョンにあるように大阪 港の特殊物資港区に位置する当社の優位性をセールスポイントとして、上記事業戦略を着実に実行することにより、 より質の高い物流サービスの提案を通して、積極的な営業活動を展開、同時にこれからの貨物多様化を睨んだ基幹設 備の大幅改修を実施しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は4,426百万円となり、前連結会計年度に比べ141百万円、3.3%の増収となりま した。 売上原価は、売上高の増加に伴う作業外注費の増加のほか、上記方針に基づいて、設備改修に努めたことから設備 修理費が大きく増加しました。このため、売上原価は3,945百万円となり、前連結会計年度に比べ152百万円、4.0%の 増加となりました。また、販売費及び一般管理費につきましても、437百万円となり、前連結会計年度に比べ9百万 円、2.3%の増加となりました。 以上により、当連結会計年度の営業利益は43百万円となり、前連結会計年度に比べ20百万円の減益となりました。 経常利益は、受取配当金などの営業外収益を得たことなどから112百万円となり、前連結会計年度に比べ11百万円の減 益となりました。 また、昨年9月に襲来した台風により大きな被害を受けたことから、災害による損失として279百万円を特別損失に 計上すると同時に、当該被害に対して支払われる損害保険金の確定額319百万円を特別利益に計上しております。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、143百万円となり、前連結会計年度に比べ1百万円 の増益となりました。 セグメント別の営業の概況は、次のとおりです。

(ばら貨物セグメント)

大型クレーンを使用する荷役業務は、景気の堅調さを反映してばら貨物の取扱数量が増加したことにより、総荷 役数量が326万トンと、前連結会計年度に比べ8.6%増加したことから、荷役業務の売上高は995百万円となり、前連 結会計年度に比べ7.4%の増収となりました。 海上運送業務につきましても、内航船運送の取扱数量が増加したことにより、売上高は607百万円と、前連結会計 年度に比べ18.5%の増収となりました。 保管業務につきましては、野積保管しているイルメナイトやコークスの取扱数量が増加したことにより、売上高 は341百万円となり、前連結会計年度に比べ8.3%の増収となりました。 その他業務につきましては、コークスなどの陸上運送が前連結会計年度並みに好調を維持したことや荷役作業に 付随する雑作業などが増加したことから、売上高は594百万円と前連結会計年度に比べ4.6%の増収となりました。 以上により、ばら貨物セグメントの売上高は2,539百万円となり、前連結会計年度に比べ215百万円、9.3%の増収 となりました。セグメント利益は56百万円(前連結会計年度は4百万円のセグメント損失)となりました。

(液体貨物セグメント)

石油類につきましては、総じて荷動きが活発に推移したことや、期央に新たな貨物を誘致したことが貢献し、タ ンクの稼働状況は期末に向けて改善しました。しかし、一部ユーザーでの石油製品の減収や、前連結会計年度に実 施した大規模な特殊作業がなかったことが大きな要因となり、売上高は652百万円と前連結会計年度に比べ76百万 円、10.5%の減収となりました。 化学品類につきましては、前連結会計年度に商流の変更により撤退した貨物の影響はありましたが、主たる取扱 貨物の荷動きが好調であったことや新規貨物の誘致が貢献し、売上高は266百万円と前連結会計年度に比べ増収とな りました。 以上により、液体貨物セグメントの売上高は918百万円となり、前連結会計年度に比べ74百万円、7.5%の減収と なりました。セグメント利益は202百万円となり、前連結会計年度に比べて69百万円、25.6%の減益となりました。

(物流倉庫セグメント)

化学品センターにつきましては、売上高は101百万円となり、前連結会計年度に比べ1百万円、1.9%の増収とな りました。 低温倉庫につきましては、荷役部門の売上が伸び、売上高は596百万円となり、前連結会計年度に比べ10百万円、 1.8%の増収となりました。 冷蔵倉庫につきましては、取扱数量が減少したことにより、売上高は172百万円となり、前連結会計年度に比べ8百万円、4.5%の減収となりました。 テーマパークのセントラルキッチンとして稼働する食材加工施設につきましては、売上高は78百万円となり、前 連結会計年度並みになりました。 以上により、物流倉庫セグメントの売上高は948百万円となり、前連結会計年度に比べ2百万円、0.3%の増収と なりました。セグメント利益は前連結会計年度並みの60百万円となりました。

(その他セグメント)

売電事業によるその他セグメントの売上高は19百万円となり、前連結会計年度並みとなりました。セグメント利 益は6百万円となり、前連結会計年度に比べて1百万円、17.7%の減益となりました。

(略)

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