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住友化学/飼料添加物メチオニンの流通業務が国土交通省の「総合効率化計画」に認定

グリーン物流(環境) 2023.06.17

飼料添加物メチオニンの流通業務が国土交通省の「総合効率化計画」に認定

住友化学株式会社(以下、「住友化学」)、株式会社住友倉庫(以下、「住友倉庫」)、四国開 発フェリー株式会社(以下、「四国開発フェリー」)の 3 社は、このたび、住友化学愛媛工場 (愛媛県新居浜市、以下、「愛媛工場」)において生産する飼料添加物メチオニンの船舶によ る国内輸送業務について、国土交通省が物流総合効率化法で定める「総合効率化計画」の認 定を受けましたので、お知らせいたします。 物流総合効率化法は、輸送の合理化により流通業務を効率化し、物資の流通に伴う環境負 荷の低減や流通業務の省力化を図る事業や取り組みに対して、その計画の認定や関連支援 措置などを定めた法律です。計画が認定されると、税制特例措置を受けられるなど多くのメ リットがあります。 メチオニンは、動物の体内で合成することができない必須アミノ酸の一種で、主に鶏の飼 料添加物として使われており、世界的な人口増加や、新興国の経済成長による食肉文化の広 がりなどを受け、この先も年率 6%程度の高い市場成長が続くと見込まれています。そのた め、愛媛工場では、2018 年 10 月に年産約 15 万トンから約 25 万トンへ生産能力を増強し、 主要な輸出港である神戸港へのメチオニン輸送量をさらに増やす予定です。 このたびの3社共同での計画は、増産するメチオニンについて、神戸港への輸送の大部分 を船舶で実施するものです。神戸港まで陸上のみで輸送する場合と比較して、CO2 排出量を 約 55%、トラックによる輸送量を約 94%、トラックドライバーの労働時間を約 91%削減す ることが可能となる点が評価され、今回の認定を受けました。 住友化学、住友倉庫、四国開発フェリーは、引き続き、環境負荷の低減および物流の効率 化に向けた取り組みを着実に推進してまいります。

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