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日清製粉/米国子会社のサギノー工場の新生産ラインが完成

SCM・製造拠点 2023.06.17

日清製粉の米国子会社(Miller Milling Company, LLC)

サギノー工場の新生産ライン完成

日清製粉グループの日清製粉株式会社(社長:山田 貴夫、以下「日清製粉」)は米国の海 外子会社であるMiller Milling Company, LLC(以下「ミラー・ミリング・カンパニー LLC」) のサギノー工場(米国テキサス州)に新生産ラインを増設し、同工場の生産能力を約70% 増強する工事を進めておりましたが、本年1月に新生産ラインが本格稼働を開始し、関連設 備も完工したことから、この度、4月3日に竣工式を執り行いました。 サギノー工場が商圏とするテキサス州は人口伸長率の高い成長市場であることから、販売 が好調であり、今後の生産能力不足が見込まれておりました。今回の新生産ライン増設によ りテキサス州における小麦粉供給体制を強化し、更なる事業拡大を目指すとともに、カナダ の子会社であるロジャーズ・フーズ Ltd.を含めて、北米の事業基盤の拡大に取り組んでまい ります。 当社グループは、2018年5月に長期ビジョン「NNI”Compass for the Future”」を策 定しました。その中で、”未来に向かって、「健康」を支え「食のインフラ」を担うグロー バル展開企業”として更なる発展を目指すこととし、海外製粉事業を成長ドライブ事業のひ とつとして位置づけています。日清製粉はこれまで、2012年に米国のミラー・ミリング・ カンパニー LLCの買収、2013年にニュージーランドのチャンピオン製粉 Ltd.の設立、 2018年にタイの製粉工場の買収、本年4月に豪州の製粉会社アライド・ピナクル Pty Ltd. の買収を行う等、海外事業の拡大に積極的に取り組んでおります。今後も長期ビジョンの実 現に向け、海外事業拡大の取組みを一層推進してまいります。

◆サギノー工場新生産ライン増設の概要

1.増強能力:生産能力日産600トン(小麦ベース) (新生産ライン増設後日産1,480トン、約70%増強) 小麦粉サイロ収容力約2,400トン

2.投資額:67.6百万米ドル (約68億円、1米ドルは増設決定時のレート101.15円で換算)

◆ミラー・ミリング・カンパニー LLCの会社概要

1.本社所在地:アメリカ合衆国ミネソタ州

2.代表者:社長 Jeffrey Thomas

3.資本金:約1百万ドル 健康と信頼をお届けする 

4.事業内容:小麦粉等の製造販売

5.従業員数:約280名

6.工場所在地及び生産能力(原料小麦ベース): ウィンチェスター工場(バージニア州) 1, 640トン/日

フレズノ工場(カリフォルニア州) 600トン/日

ロサンゼルス工場(カリフォルニア州) 780トン/日

オークランド工場(カリフォルニア州) 880トン/日

サギノー工場(テキサス州) 1,480トン/日

ニュープラーグ工場(ミネソタ州) 1,120トン/日

計 約6,500トン/日

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