川澄化学工業/住友ベークライトと資本業務提携 SCM・製造拠点 2023.06.17 川澄化学工業株式会社と住友ベークライト株式会社の資本業務提携に関するお知らせ 川澄化学工業株式会社(以下、「川澄化学工業」といいます。)および住友ベークライト株式会社(以下、「住友ベークライト」といいます。)は、両社の間で資本業務提携(以下、「本資本業務提携」といいます。)を行うことに同意し、2019年3月20日付で資本業務提携契約(以下、「本資本業務提携契約」といいます。)を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。 記 1.本資本業務提携の理由 川澄化学工業は、1954年に日本で初めてプラスチック製の採血・輸血セットを実用化したことを皮切りに、当時輸入品に頼っていた人工腎臓の初の国産化や日本赤十字社への長年にわたる安定的な血液バッグの供給など、日本のディスポーザブル医療機器のパイオニアとして存在感を示してきました。近年では世界初となる開窓型胸部大動脈瘤用ステントグラフトを上市、国内外で販売するなど、低侵襲の先端医療機器の研究開発に力をいれております。長期ビジョン「世界を舞台にオリジナリティで存在感のある企業」のもと、2018年5月15日に中期経営計画を発表し、成長領域である血管内治療分野および新たな領域である消化器分野、癒着防止材の研究開発に資源を投入することで、より付加価値の高い事業基盤を確立することを柱の一つとして掲げています。 一方、住友ベークライトは、日本で初めてプラスチックを製造した会社を起源にもち、「プラスチックのパイオニア」として、プラスチックの高度な機能を創出することにより、プラスチックを通じた市場の価値創造を目指しております。医療機器の分野においては、1981年にそれまでに培ったプラスチックの加工技術を生かして参入を果たしており、ドレナージ関連の製品に強みを有しています。医療機器を含むヘルスケア事業を創生領域の一つと定めており、今後拡大する血管内治療や内視鏡治療などの低侵襲治療分野を成長領域と位置付け、対象となる製品のラインナップ拡充など積極的な展開を進めています。 両社は、本資本業務提携を通じて、医療機器製品市場における両社のプレゼンスの強化・拡大を図ってまいります。 2.本資本業務提携の内容 (1) 業務提携の内容 川澄化学工業および住友ベークライトは、両社の医療機器製品事業の発展拡大を 図ることを目的として、以下の事項について協議・検討を行ってまいります。 ① 両社が有する医療機器製品に関する情報等の共有、および当該情報に基づく次 世代医療機器製品の共同研究・開発の可能性 ② 両社が有する日本国内外における医療機器製品の拠点の相互活用 ③ 住友ベークライトが有するポリマー分析・評価技術の川澄化学工業の医療機器 製品への活用 ④ 上記①ないし③のほか、両社で協議・検討の上、業務提携に含めることとした事 項 (2) 資本提携の内容 住友ベークライトは、2019 年 3 月 26 日付で、川澄化学工業の既存株主から川澄 化学工業の普通株式 4,762,980 株(発行済株式総数に対する所有割合 20.76%)を譲 り受けます。 なお、川澄化学工業は、2018 年 6 月 21 日開催の定時株主総会で決議された買収 防衛策を有しておりますが、今般の住友ベークライトによる川澄化学工業の株式の 取得(以下、「本取得」といいます。)は川澄化学工業の企業価値又は株主共同の利益 に資するものであると判断し、本日開催の取締役会において、本取得について買収防 衛策を適用しない旨を併せて決議しております。 (略) 以下、詳細は下記アドレスを参照ください。 川澄化学工業株式会社と住友ベークライト株式会社の資本業務提携に関するお知らせ