日本触媒/インドネシアでのアクリル酸製造設備の増強を決議 SCM・製造拠点 2023.06.17 インドネシア子会社PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIAにおける アクリル酸製造設備の増強のお知らせ 当社は、本年10月29日開催の取締役会において、インドネシア子会社PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(NSI)でのアクリル酸(AA)製造設備(年産10万トン)の増強を決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。 記 1.背景および投資目的 当社のコア事業のひとつであるAAは、高吸水性樹脂(SAP)や、アクリル酸エステル(AES)等の原料として堅調に需要が伸びていく見込みです。特に近年、アジア圏においてAAの需給バランスは非常にタイトであり、この需要に対応し供給責任を果たす為、更なる生産能力の増強について検討してまいりました。 検討の結果、アジア圏に立地していることや、既存設備との相乗効果が見込めること等を総合的に勘案し、インドネシアの子会社NSIにて増設することが最適であるとの判断に至りました。 これにより、本AA増設後の当社グループ年間生産能力は98万トン/年(国内54万トン/年、海外44万トン/年)に拡大され、安定供給体制のより一層の強化を推進してまいります。 2.投資の内容 生産能力 ―――AA 10万トン/年(既存能力 14万トン/年と合わせて 計24万トン/年の生産能力となる) 時期 ―――2021年3月末完工、同年11月商業運転開始 場所 ―――NSI既存敷地内 設備投資等―――約200百万米ドル 3.NSIの概要 社名:PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA 所在地:インドネシア共和国チレゴン市(本社および工場) 代表者名:社長 肱黒 修樹(Naoki HIJIKURO) 設立:1996年8月 資本金:120百万米ドル(払込資本金)当社99.9%出資 主な事業内容:AAおよびAES、並びにSAPの製造・販売 従業員数:453名(2018年3月末現在) 4.業績に与える影響 今年度、来年度の業績予想には何ら影響を与えるものではありませんが、2021年度以降の業績は、上記設備を有効に活用し、既存のAA事業とのバランスを取りながら収益確保を図ってまいります。 以上