NECソリューションイノベータ/AIで生産状況を"見える化"するサービスを提供開始 物流システム 2023.06.17 NECソリューションイノベータ、AIで生産状況を”見える化”するサービスを提供開始 ~ カメラ映像から良品/不良品を自動判定 ~ 2018年10月24日NECソリューションイノベータ株式会社 NECソリューションイノベータは、画像とAI(人工知能)技術を活用して生産状況を可視化する「NEC AI・画像活用見える化サービス / 生産管理・検査支援」を、本日より提供開始します。 本サービスは、食品製造業向けに、ネットワークカメラとAI技術を用いた画像分析により、生産ライン上を流れる生産品の個数をカウントすることや、良品/不良品(2級品)等を自動で判定することで、生産進捗状況や不良品の発生状況等の”見える化”を行うものです。 これにより、これまで技術者が目視で行っていた生産進捗状況の把握や不良品の検出を自動化することで、生産品質の向上や生産工程の省力化を支援します。 また、AI技術で分析したデータをクラウドで共有することで、現場以外の場所からでも、生産進捗状況や不良品の発生状況をリアルタイムに把握できるため、生産現場の業務効率の改善に寄与します。 当社は今後も、様々な生産工程の更なる効率改善や省力化などを支援し、持続可能な生産現場の実現を目指します。 クッキーの画像解析例(青枠が良品) 画面イメージ(アラート表示) 価格および販売目標 サービス導入費:400,000円(税別)~ 利用料:198,000円(税別)~/月 ※ ハードウェア(ネットワークカメラ、PC等)および画像解析を行う生産品の学習用データ(良品の画像等)は別途必要 サービス提供開始後3年間で、24社への導入を目指します。 背景 これまで食品製造業の生産工程では、熟練技術者の目視による品質チェックを行っていましたが、熟練技術者の高齢化によって技術継承が途絶えることや人手不足が、将来大きな課題となることが予測されています。また現場では、生産物の個数カウントを目視に委ねているために、生産進捗状況を正確に把握しにくいという課題を抱えています。 さらには、普段事務所に勤務する社員などが、生産ラインの状況を把握するためには、洗浄など食品衛生上必要な各種手続きを経て直接確認する必要があるなど、多くの時間を要していました。 このような状況の中、当社は、生産現場の業務効率化を支援するために、画像とAI技術を活用し、生産進捗状況や良品/不良品(2級品)の発生状況をリアルタイムで”見える化”するサービスの提供を開始しました。 特長 AI技術を活用した良品/不良品(2級品)の自動判定 生産ライン上を常時撮影しているネットワークカメラの映像をAI技術により解析し、ライン上を流れる生産品の個数カウント、および良品/不良品(2級品)の判定を自動で行います。また、このデータをもとに、生産進捗状況や不良品の発生状況をグラフ化して表示し、不良品の発生率が事前に設定したしきい値を超えて上昇した場合にはアラートを表示します。これにより、不良品の早期発見や迅速な対処を促すことで、生産品質の低下を防ぎながら、業務効率を向上させることが期待できます。 AI技術による分析データをクラウドで見える化 AI技術で分析したデータをクラウドで共有することで、生産ラインから離れた場所にあるPC画面上でも、生産ラインの状況をリアルタイムに把握できます。これにより、現時点での不良品の発生状況や生産の進捗状況を、現場以外の場所でも遠隔で確認できるため、生産現場の業務効率の改善につなげることができます。 手軽なサービス導入が可能 本サービスの導入に必要となる主な設備は、市販のネットワークカメラとPCのみのため、生産ライン周りに大幅な設備変更を行うことなく、手軽にサービスを導入することができます。 NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。 以上 ※ 記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。 ※ 本サービスは、特許出願済の技術を採用しています。 「NEC AI・画像活用見える化サービス / 生産管理・検査支援」に関する情報 https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/ml_iot/