ナブテスコ/精密減速機の新工場建設へ SCM・製造拠点 2023.06.17 精密減速機の新工場建設を目的とした土地取得について ナブテスコ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:寺本 克弘)は、浜松市第三都田地区に 工場用地を取得することについて、10月1日、土地売買の意向に関する表明書を浜松市と締結 しましたので、お知らせいたします。 なお、今後、土地売買に関する仮契約を2019年9月頃までに締結し、浜松市議会の決議を経 て本契約に移行する予定です。また、用地取得手続は、2020年3月を目途に完了する予定です。 当社グループは、中大型産業用ロボットの関節用途向けの精密減速機市場において、約60%の 世界シェアを有しています。現在は、精密減速機を国内(三重県津市)と中国(江蘇省常州市) の2拠点で生産しておりますが、省人化・自動化ニーズの高まりにより当社の高精度、高剛性 の精密減速機に対する強い需要が続いており、高い工場稼働となっております。当社の精密減 速機に対する高い市場成長が続くことが予測されるため、2020年までに津と常州の両生産拠点 での定時生産能力を年産120万台まで拡大すべく、能力増強に取り組んでいます。 今後、長期的にもロボット市場規模の拡大が見込まれており※1、当社の精密減速機に対する強 い需要が継続すると予測されます。この需要に対応すべく新たに国内で工場用地を購入し、工 場新設により更なる能力増強と、BCP対応を可能とすることで、お客様に対する精密減速機の 安定供給体制の構築および市場シェア確保を目指してまいります。 東京、大阪の中間に位置する浜松市は交通アクセスに優れており、また、取得予定の第三都田 地区工場用地は、強固な地盤を備えた内陸立地となります。近隣に豊富な企業集積があり、サ プライチェーンの構築に有利な立地を生かし、お客さまへの更なるサービス向上に努めてまい ります。 なお、新工場での建屋建設や設備導入については、今後の需要動向に応じて進める予定です。 【取得予定の土地の概要】 1.場所 : 静岡県浜松市北区都田町 第三都田工場用地(第1区画及び第11区画) 2.面積 : 181,700㎡(津工場の1.5倍) 以上 ※1 2025年の世界ロボット市場規模は17年比3.1倍となる3兆3140億円への増加が予測されて いる。(富士経済社「2018 ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望 No.1 FAロボッ ト市場編」より引用)