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ヤマトグローバルロジスティクスジャパン/東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の「公式通関事業者」に

物流全般 2023.06.17

ヤマトグローバルロジスティクスジャパンが
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の「公式通関事業者」に
~通関業務を通して大会の円滑運営に貢献~

ヤマトホールディングス傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:金井 宏芳、以下「YGL」)は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(会長:森 喜朗、以下「組織委員会」)より、8月1日付で「公式通関事業者」に指名されたことをお知らせいたします。

YGLは今後も組織委員会と緊密に連携を図り、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下「東京2020大会」)および大会関係者や関係諸団体(以下「大会クライアント」)を支援してまいります。

1.背景

東京2020大会では、世界各国から選手や関係者など多くの方々が日本を訪れるとともに、大会で使用する競技用品や選手の手荷物、報道用機材などの貨物輸送および通関手続きは大会クライアントの責任において行われます。大会クライアントをサポートし、迅速かつ適切な輸出入通関手続きおよび貨物輸送を実現するため、組織委員会は公式通関事業者に東京2020オフィシャル荷物輸送サービスパートナーであるYHD傘下のYGLを指名しました。

2.公式通関事業者としての役割

通関実務を熟知したYGLが公式通関事業者としてガイド作成、問い合わせ窓口業務、通関手続きを行うことで円滑かつ迅速な通関手続きの実現を目指し、付加価値の高い物流を提供することで東京2020大会および大会クライアントをサポートしていきます。

  • (1)「東京2020大会 通関・フォワーディングガイド」の作成・更新

    組織委員会と協働で2017年12月より東京2020大会における通関上の規制や手続き、主なお問い合わせ先などをまとめた「東京2020大会 通関・フォワーディングガイド」の策定に着手し、8月より大会クライアントに向けて公開されました。今後も引き続き組織委員会や関係省庁等と協議し、手続きの簡素化を進め、円滑かつ迅速な通関の実現を目指します。

  • (2)問い合わせ窓口業務

    大会クライアントに対応する問い合わせ窓口を2018年8月1日に開設しました。大会関連物品の通関や発送手順などに関するご質問・ご相談を、日本語・英語の2言語で受け付けています。

  • (3)組織委員会が担う物流の通関手続き

    日本に輸入者がいない事業者に対して輸入手続きの代行を行うなど、スムーズな通関手続きを実施します。

3.今後の展開

東京2020大会の円滑な運営に向け、組織委員会や国内外の大会関係者、関係諸団体と緊密に連携してまいります。また、適正かつ迅速な輸出入手続きに加え、日本国内の小口配送ネットワーク等を活用し、選手など大会関係者だけでなく、来日されるお客さまも含めた、史上最高の大会の実現に貢献してまいります。

<ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社について>

従来、日本国内と海外をまたぐ物流は各工程別に複数の事業者で分かれています。海外の小口集配ローカルネットワークと国内のきめ細やかなネットワークをシームレスにつなぎ合わせる事で、一貫した統合マネジメントが可能になりました。

【一般的な海外・国内の物流フロー】

一般的な海外・国内の物流フロー

 

【YGLの海外・国内の物流フロー】

YGLの海外・国内の物流フロー

また、貨物のセキュリティ管理と法令順守体制が整備された通関事業者として、東京税関長より「AEO事業者」認定を受け、輸送手段と通関機能・情報技術を組み合わせた国際物流サービスを提供するとともに、食品を取り扱う国際輸送事業者として、食品安全の規格で最も厳格な要求を満たしている「FSSC22000」認証をYGL羽田クロノゲート内倉庫施設が取得し、安全管理レベルを引き上げ、信頼性の高いサービスを提供しています。

スポーツイベントに関わる輸送では、リオ2016大会の閉会式で話題となった「土管」の輸送や国際的なスポーツ大会の輸送等、さまざまな実績を積んできました。

今後も東京2020大会の成功に向けて、スポーツ輸送に取組んで参ります。

※1 AEO(Authorized Economic Operator)制度・・・国際物流におけるセキュリティ確保と円滑化の両立を図り、日本の国際競争力を強化するため、貨物のセキュリティ管理と法令遵守の体制が整備された事業者に対し、税関手続の緩和・簡素化策を提供する制度。

※2 「FSSC22000」認証はグループ最大の物流ターミナルである羽田クロノゲート内の倉庫施設が対象。

写真[1]国際的なスポーツ大会にて競技用具が入ったコンテナを降ろす様子

写真[1]国際的なスポーツ大会にて
競技用具が入ったコンテナを降ろす様子

 

写真[2]リオデジャネイロ2016オリンピック閉会式にて安倍首相が登場した「土管」輸送の様子

写真[2]リオデジャネイロ2016オリンピック
閉会式にて安倍首相が登場した
「土管」輸送の様子

【参考URL】

1.ヤマトグローバルロジスティクスジャパン コーポレートサイト
http://www.y-logi.com/YGL/

2.ヤマトホールディングス 「東京2020大会に向けた取り組み」特設サイト
http://www.yamato-hd.co.jp/tokyo2020/index.html

ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて物流ネットワークの進化に努め、万全の体制で最高品質の物流サービスを提供して参ります。

東京2020オフィシャル荷物輸送サービスパートナー

ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社は
ヤマトホールディングスのグループ会社です。

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