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ニチレイ/低温物流事業は増収(平成31年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成31年3月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

           売上高   営業利益   経常利益   当期純利益

31年3月期第1四半期 141,306 1.7  6,580 △16.6  6,930 △14.9  4,611 △7.7

30年3月期第1四半期 139,008 5.1  7,887 6.0   8,147 6.9    4,997 △4.2

(注)包括利益 31年3月期第1四半期 5,086百万円 (△20.9%) 30年3月期第1四半期 6,428百万円 (147.6%)

(略)

① 業績の概況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業業績や雇用所得環境が改善するなか、緩やかな回復基 調が続きましたが、海外における保護主義化への懸念が高まり先行き不透明な状況で推移しました。 食品業界では、食へのニーズが益々多様化し簡便調理品や健康訴求品の市場が拡大する一方、労働力不足に伴 う人件費や物流費の高騰、原材料の価格上昇などコストアップ要因が顕在化してきました。また、食品物流業界 においても、慢性的な人手不足に加え、電力料金や車両調達コストの上昇が継続しました。 このような状況のなか、当社グループは、中期経営計画「POWER UP 2018」(2016年度~2018年度)の最終年度 を迎え、食と健康を支える企業として事業活動を通じて新たな顧客価値を創造し、社会課題の解決に貢献しつ つ、主力事業の更なる強化による持続的な利益成長と資本効率の向上に向けた施策に取り組みました。 この結果、グループ全体の売上高は、低温物流事業や畜産事業が堅調に推移し、1,413億6百万円(前期比 1.7%の増収)となりました。利益面では、海外関係会社の業績影響などにより加工食品事業が苦戦し、営業利益 は65億80百万円(前期比16.6%の減益)となり、経常利益は69億30百万円(前期比14.9%の減益)となりまし た。 特別利益は1億7百万円となる一方、特別損失は、固定資産除却損など総額は1億94百万円となりました。 以上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は46億11百万円(前期比7.7%の減益)となりました。

② セグメント別の概況

(略)

(ニ) 低温物流事業

大都市圏を中心とした集荷拡大や地方エリアにおける保管・運送・流通加工機能などの総合的な物流サービ スの提供に注力し増収となりました。営業利益はコスト上昇要因が重なるなか、業務改善及び運送効率化など の対応策を推進したことに加え、海外事業などが堅調に推移したことで前期並みを確保しました。

(略)

国内

地域保管事業において畜産品や冷凍食品などの保管需要を着実に取り込んだことに加え、TC(通過型セン ター)事業が堅調に推移したことなどにより増収となりました。営業利益は業務効率化や主に運送事業におけ る適正料金の収受などの施策を引き続き推進しましたが、電力料、荷役作業及び輸配送のコストの上昇に加 え、東京港湾地区での保管貨物の最適な配置促進に伴う一時的な費用増加などにより減益となりました。

海外

欧州地域はブラジル食肉不正問題によるチキン搬入量の減少や輸配送コストの上昇にもかかわらず、小売店 向け輸送業務などの運送需要の着実な取り込みや輸入果汁の取扱拡大などにより増収・増益となりました。

(略)

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