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シーイーシー/トラック待機時間解消と入出荷効率化で、時短・生産性向上を支援

物流システム 2023.06.17

トラック待機時間解消と入出荷効率化で、時短・生産性向上を支援

物流ICTソリューション「LogiPull™」を提供開始

2018年7月30日
株式会社シーイーシー

株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田原富士夫、以下 シーイーシー)は、トラックドライバーの待機時間を解消し、入出荷を効率化する物流ICTソリューション「LogiPull(ロジプル)」を2018年9月より提供開始します。


背景

近年、貨物の増加や多様化、ドライバー不足などを背景に、トラックドライバー待機の長時間化や入出荷作業員の稼働負荷増大、荷待ちトラックによる渋滞の発生、過積載などさまざまな問題がクローズアップされており、荷待ち時間対策法令の強化や補助金制度の創設など、問題解決に向けての機運が高まっています。
シーイーシーは、従来提供している車両認識サービス(ETC2.0対応クラウド型車両認識サービス「CaoThrough™」)で得たノウハウをベースに、物流現場の課題を解決するソリューションを開発し、このたび「LogiPull」として提供します。


「LogiPull」の概要

「LogiPull」は、工場や物流拠点のトラック積降に関わる「バース予約管理」、「車両入退管理」、「車両誘導」「バース実績管理」の4つのシステムからなる物流ICTソリューションです。


主な特長

  • 4つのシステムが連携し、構内物流の車両の流れを”計画”から”実績”まで一元管理できます。
  • それぞれのシステムを個別導入でき、費用に応じた組み合わせや段階的な導入が可能です。
  • 本システムはクラウド環境を活用することで、スムーズな導入が可能です。
  • 車両管理の自動化や精緻な情報収集のために、お客様の課題に合わせて、ETCをはじめさまざまなデバイス(カメラ、バーゲート、満空センサー、電光掲示板など)を活用した提案が可能です。


サービス内容

バース予約管理サービス

配送会社から工場、物流拠点におけるトラックバースの予約を受け付け、管理する機能を提供します。

<導入効果>

  • バース利用を予約制として車両来場を分散、ドライバー待機時間を削減、トラック渋滞を緩和
  • 予約情報の活用で事前準備を容易にして入出荷を効率化、構内作業員の稼働を改善

車両入退管理サービス

ETC車載器などにより車両を検知、ゲート開閉やパトライトを制御して登録車両のみを通過させます。

<導入効果>

  • ゲート開閉や入退受付、入退履歴記録を自動化、スムーズな車両入退場と受付業務効率化を実現
  • ETC車載器やカメラによる車番認識など、さまざまな方式で登録車両を識別、セキュリティを強化、特にETC車載器方式「CaoThrough™」では高精度で車両を識別
  • 構内の滞在車両をリアルタイムに把握でき、災害時の安全管理を支援

車両誘導システム構築

満空センサーをバースに設置、メール配信や電光掲示板を利用して車両誘導を行うシステムを構築、入構待ちトラックを待機場に一旦収容し、順番がきた車両からトラックバースに誘導します。

<導入効果>

  • 車両の登録データとバースの利用状況に応じた自動誘導を実現、守衛・誘導業務を省人化

バース実績管理システム構築

満空センサーやタブレットを使用して、トラックバースの利用時間や荷積み・荷降ろし時間を記録するシステムを構築、作業改善分析用にデータを記録します。また、トラックスケールと連携して、積み荷重量を記録することも可能です。

<導入効果>

  • バース利用状況・作業状況をリアルタイムに見える化
  • 作業時間データの集計/分析で作業改善を支援化
  • 積載重量の把握を省力化し、過積載を防止

今後、シーイーシーは、受付業務の省人化や実績管理での在庫情報との連携を中心に、「LogiPull」の機能強化を予定しています。また、荷積み・荷降ろしの自動化や積載最適化に向け、屋内位置測位・動線管理システム「RaFLOW(ラフロー)」や作業動態管理システム「SmartLogger(スマートロガー)」を中心に、ものづくりソリューション「VR+R(ヴイアールアール)」との連携を進め、物流を効率化するサービスとして拡充してまいります。

「LogiPull」の詳細はこちらをご覧下さい。
https://www.cec-ltd.co.jp/solutions/logipull/


販売目標

シーイーシーが提供する「スマートファクトリー製品」導入済みのお客様をはじめ、2020年までに国内100社への販売を目標とします。


ETC2.0対応クラウド型車両認識サービス「CaoThrough™」について

press_20180730_3シーイーシーが保有するシステムインテグレーション技術、セキュリティ認証サービスで培った認証技術およびクラウドサービスと、DSRC路側装置で定評のある古野電気の技術を融合して開発したクラウド型ETC利用車両認識サービスです。ETC車載器を活用し、車両の入退場に関する様々な管理を無人で実現します。

「CaoThrough™」の詳細はこちらをご覧下さい。
https://www.cec-ltd.co.jp/solutions/caothrough/

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