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オリックス自動車/米国発のAI搭載型通信ドライブレコーダー『ナウト』を 日本国内の法人向けに提供を開始

物流システム 2023.06.17

米国発のAI搭載型通信ドライブレコーダー『ナウト』を 日本国内の法人向けに提供を開始

~スマホ使用などの危険挙動検知、法人向け車両の安全対策を支援~

オリックス自動車株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:亀井 克信)と、米国 の自動車分野における人工知能(AI)技術のスタートアップ Nauto Inc.(本社:アメリカ、 CEO:Stefan Heck、以下「Nauto」)は、このたび、AI 搭載型通信ドライブレコーダー 「ナウト」の、日本国内でのサービス提供に関し業務提携しましたのでお知らせします。 本提携では、テレマティクスサービスの提供実績(*1)とリスクコンサルティングの知見 を有するオリックス自動車が、国内自動車リース会社として Nauto と独占販売契約を締結 し、2018 年 8 月 6 日より、法人向けに販売を開始する予定です(*2)。ソフトバンク株式会 社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙)は、オリックス自 動車による販売を、営業面で支援する形で協力します。 「ナウト」は、通信機能を備えた 2 つの高性能小型カ メラでドライバーの挙動や周辺状況など車内外で発生す る事象を検出・録画し、車載機に搭載された AI で運転の 危険度をリアルタイムに分析するドライブレコーダーで す。前方車両との距離などを把握してリスク発生を予測 したり、運転中のスマートフォン使用などによるわき見 運転やあおり運転といった危険動作を検知し、警告音を 発します。深層学習による独自のアルゴリズムによりド ライバーの運転挙動を精度高く分析し、車外の物体検知 や路面状況も把握することから、誤検知が少ない点が特徴 です。 急制動(加減速度)やわき見運転などのリスクを検知した場合は、車載機ベースでの警 報発出に加えて、検出イベントをクラウドにアップロードしてリスク分析を行います。ク ラウドにはリスクイベントの発生に関連する情報のみが抽出され、運行管理者はセキュア な環境で提供されるウェブアプリケーションを通して当該分析データを閲覧できます。ま た、検知したリスクと運転者の注意力との因果関係を総合的に解析し、各ドライバーの運転リスクをベラスコア(*3)として算出・評価します。そのほか、「ナウト」にはドライバー 識別機能が搭載されており、車載カメラがドライバーを認知することで容易に走行データ と運転者情報の紐付けを行うことができます。こうしたリスク発生時における車内外の動 画データとベラスコアを活用することで、ドライバーに対するより的確で効果的な安全指 導が可能となります。 オリックス自動車、Nauto およびソフトバンクの 3 社は、今後も各社の強みを融合しな がら、法人のお客さまをはじめとする自動車を運転される方々の安全に役立つサービスを ご提供してまいります。

*1 オリックス自動車は、通信や GPS 機能を備えた車載機を搭載することで、車両の運行データを取得 し、運行管理におけるコンサルティングを行う「テレマティクスサービス」をご提供しています。 2018 年 3 月末現在、法人向け「e-テレマ」「e-テレマ PRO」は 15 万 8 千台の車両に搭載されてい ます。

*2 本サービスは、初期サービス導入費 13,000 円/台、月々のご利用代金 5,500 円/台(いずれも税別)、 契約期間 3 年からにてご提供予定です。サービス内容の変更などにより、変更する場合があります ので予めご了承ください。

*3 「Vision Enhancement Risk Assessment」(映像から確認できるリスクを付加した評価方式)からな る造語。ドライバーの運転状況(注意力・急制動)を元に独自の算出方法で事故リスクをベラスコ アとして数値化して表示。注意力はわき見運転の時間と走行速度により算出、急制動は急加速・急 ブレーキ・急ハンドルの G 値と走行速度により算出。(計算式は非公開)

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