物流ニュース

2018.07.12

　ジャパン マリンユナイテッド株式会社（社長：千葉 光太郎、本社：神奈川県横浜市、JMU）は、この度、有限会社中之島造船所より二重反転プロペラ（CRP）システムを受注しました。JMUは、同社がJFE物流株式会社向けに建造する499GT型鋼材運搬船へのCRPシステムと省エネ船型の提供に加え、ジャパンハムワージ株式会社との共同開発によるCRPに最適化したベクツインラダー（注）を供給します。

　新たに開発したべクツインラダーは、従来のベクツインラダーの高い操船性能を損なうことなく、CRPの特長である強い推進力を活かしながら舵の抵抗を最小限に抑えるものです。さらに、鋼材輸送に適したボックス型貨物艙を持つ船型をCRPシステムに最適化した省エネ船型と組み合わせることで、省エネ性能と操船性能を高いレベルで両立させた鋼材運搬船を実現します。

　JMU では、今後も新たなシステムの開発に取り組み、環境に対応した内航CRP 船を通じて地球環境の負荷低減に貢献していきます。

（注）べクツインラダー
2枚の高揚力舵の舵角を組み合わせることによって、プロペラを前進回転一定のまま前後進や左右旋回を可能とする操船性に優れた舵システム。