日本郵船/ONEのシンボルカラー塗装のコンテナ船が竣工 物流全般 2023.06.17 ONEのシンボルカラー塗装のコンテナ船が竣工 2018年6月12日 ONE STORK 当社がOcean Network Express Pte. Ltd.(以下ONE、注1)へ用船する予定の新造コンテナ船の命名式が、6月11日、ジャパン マリンユナイテッド株式会社(JMU)の呉事業所で行われました。本船は、当社の14,000TEU型シリーズ全15隻の10番船で、ONEのコーポレートカラーであるマゼンタを船体にまとった初の新造コンテナ船です。本日竣工し、スエズ運河を経由するアジアと北米東岸を結ぶ航路に投入されます。 命名式には、当社常務経営委員の原田浩起、ONEの代表者らが出席しました。本船はこれまでのシリーズ船と同様に鳥の名前を採用し、「ONE STORK」と名づけられました。STORKは「コウノトリ」を意味し、欧州では「コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れる」という伝承があります。 本船は姉妹船と同様にDual Ratingシステムを主機に採用しており、低速運航時の燃費を最適化することでエネルギー効率設計指標(EEDI、注2)規制の基準を大幅に下回ることができます。また、機関室スペースを最小限に抑えた積載効率の高い船型です。 なお、当社は国土交通省の支援のもと、JMU、株式会社MTI、舶用メーカー等と共同で、ビッグデータを活用した船舶機関プラント事故防止の研究を行っており、本船はその研究対象となっています。今後、本船の実海域での各種データを収集し、分析することでより一層の安全性・経済性向上に向けて取り組みます。 当社グループは、安全性・経済性の高い運航により定期コンテナ船事業の競争力を高め、ONEの事業の成功を後押しするとともに、新中期経営計画”Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”で策定した事業戦略に基づき、データとデジタル技術を駆使した新たな価値の創造を目指します。 (注1)Ocean Network Express Pte. Ltd.川崎汽船株式会社、株式会社商船三井、日本郵船株式会社の定期コンテナ船事業を統合し設置した事業会社。 (注2)EEDI(エネルギー効率設計指標)Energy Efficiency Design Index船舶の設計・建造段階で仕様に基づく原単位(トン・マイル)あたりのCO2排出量を評価する指標。新造船にはEEDI算定が義務付けられ、各船舶固有のEEDIを示す証書が付与される。今後、規制は2020年(フェーズ2)、2025年(フェーズ3)と段階的に強化される。 <本船概要>全長:364メートル全幅:50.60メートル型深:29.50メートル夏期満載喫水:15.79メートル載貨重量トン:139,335トン総トン数:145,251トン船籍:日本 <14,000TEU型シリーズ船の船名>1番船:NYK BLUE JAY 「アオカケス」2番船:NYK IBIS 「トキ」3番船:NYK EAGLE 「ワシ」4番船:NYK CRANE 「ツル」5番船:NYK HAWK 「タカ」6番船:NYK FALCON 「ハヤブサ」7番船:NYK SWAN 「白鳥」8番船:NYK OWL「フクロウ」9番船:NYK WREN 「ミソサザイ」10番船:ONE STORK 「コウノトリ」 <関連プレスリリース>2016年2月22日発表:最新鋭14,000TEU型コンテナ船「NYK BLUE JAY」が竣工http://www.nyk.com/release/4207/004253.html2017年7月7日発表:シップ・オブ・ザ・イヤー2016「大型貨物船部門賞」を受賞http://www.nyk.com/news/2017/1188256_1521.html 以上 掲載されている情報は、発表日現在のものです。その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。