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日本紙パルプ商事/インドにおける古紙再資源化事業を強化

SCM・製造拠点 2023.06.17

インドにおける古紙再資源化事業の強化について

 

 日本紙パルプ商事株式会社はインドにおける古紙再資源化事業の強化を目的として、Papyrus Recycling Private Limited(本社:インド コルカタ 代表者:Priya Saran Chaudhri)と合弁でOVOL Fibre Solution INDIA Private Limited(本社:インド コルカタ 以下OFSI社)を設立、この度営業を開始致しました。尚、同社は当社グループブランド「OVOL」を社名に冠した、初めてのグループ会社となります。

 インド経済は、12.6億人という世界2位の人口を背景に順調な経済成長を遂げています。同国の紙市場は経済伸長に伴い、包装資材の需要が堅調な伸びを示しており、識字率の向上に伴う新聞用紙を含むグラフィック系の紙需要も増加、紙・板紙の生産量は2016年と比較して2019年は約120%と大きく伸ばす見込みです。

 そのような状況下、当社は2012年にインド主要都市に拠点を持つ大手紙商KCTをグループ化、現地での紙・板紙販売事業を強化しておりますが、この度、製紙原料として重要な古紙の再資源化事業を強化するため、OFSI社を設立、主に印刷会社や、段ボール加工会社から排出される産業用古紙の取扱いを拡大いたします。

 同国の製紙原料に古紙が占める割合は約6割となっていますが、環境規制による新設のパルプ製造設備の設置が難しいこと、古紙においても国内の回収率が約3割と大半を輸入に頼っており、今後は国内の古紙回収、再資源化が一層重要視されるところです。

 OFSI社の設立により、当社グループはインドにおける紙卸売マーケットに加え、製紙原料としての古紙を安定供給する体制を確固たるものにすることが可能となります。今後、当社グループの古紙再資源化事業の更なる強化・活用を推し進め、同地域及び国内外における資源循環型社会構築に努めてまいります。

■OFSI社の概要

 本社所在地:インド 西ベンガル州 コルカタ

 事業内容:産業用古紙を中心とした古紙再資源化事業

 資本金:3800万ルピー(6080万円(注)円表記は1インドルピー=1.60円で換算しております。)

 出資者及び出資比率:当社:92.1% Papyrus Recycling Private Limited:7.9%

 代表者:Priya Saran Chaudhri

 当社グループの海外における古紙再資源化事業拠点:

  ・Safeshred Co.,Inc.(米国 ロサンゼルス)

  ・JRS Resources,Inc.Head office/Los Angeles Plant(米国 ロサンゼルス)

  ・JRS Resources,Inc.Phoenix Plant(米国 フェニックス)

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