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豊田通商/鶏卵業界最大手のイセ食品に出資

SCM・製造拠点 2023.06.17

豊田通商(株)が鶏卵業界最大手のイセ食品(株)に出資
~国内外で安全・安心なたまごの供給体制構築を加速~

イセ食品株式会社(以下、イセ食品)は、豊田通商株式会社(以下、豊田通商)に対し、両社でさらなる協業・事業の加速化を目的に、同社発行済み株式を一部譲渡しました。これに伴い、4月1日付で、豊田通商よりイセ食品へ社外取締役を派遣します。

イセ食品は、1912年創業の国内における鶏卵シェアNo.1の実績を持つ鶏卵メーカーです。種鶏や親鶏の育成から、採卵、パッキング、配送に至るまでの全工程を自社で一貫して行う徹底した品質管理を強みとし、同社ブランド「森のたまご」など安心・安全なたまごを生産しています。北米および中国においても、鶏卵生産事業を展開しています。また、2015年には東京、2017年にはベトナムにおいて、先端技術の指導や協業を目的とした「たまごサミット」を開催し、国内外における鶏卵ビジネスの発展に寄与してきました。

イセ食品と豊田通商は2013年に業務提携・合弁契約を締結し、茨城県結城郡八千代町に120万羽規模の養鶏場「エッグドリーム八千代」を設立し、共同でたまごの安定供給と、地域に根差した畜産経営に取り組んでいます。

現在、たまご業界では後継者不足により生産者が減少する一方で、日本国内の消費量は食生活の多様化に対応して、安定的に推移しています。今後、減少が想定される供給量の受け皿として、国内養鶏シェア25%(1人当たりのたまご消費量4個中の1個に相当)にあたる3000万羽の飼育を目指し、飼養規模の拡大を図ります。また、食の安全へのニーズは世界規模で年々高まっており、国内外における安全・安心なたまごの安定供給に向けた体制の構築が不可欠だと考え、ASEAN、インド、中国等海外でも、たまごの安定供給に取り組んでいきます。併せて、鶏卵生産事業のみならず、畜産・農業・食品関連の周辺ビジネスへの拡大も視野に事業展開を行っていく予定です。

会社概要

社名 イセ食品株式会社 豊田通商株式会社
所在地
埼玉県鴻巣市箕田3440
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目9番8号
設立
1971年6月
1948年7月1日
代表者
代表取締役 伊勢 彦信
社長・CEO 貸谷 伊知郎
資本金
2,000万円
649億3千6百万円
従業員数
733名(2017年1月現在)
連結 57,988名(2017年3月現在)
事業内容
鶏卵の生産・販売・加工
各種物品の国内取引、輸出入取引、外国間取引、建設工事請負、各種保険代理業務 等
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