東京ガス/マレーシアLNG社との新たなLNG売買契約に関する 基本合意書を締結 SCM・製造拠点 2023.06.17 マレーシアLNG社との新たなLNG売買契約に関する基本合意書の締結について 東京ガス株式会社平成30年3月14日広報部 東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)は、本日、ペトロナス社(社長兼グループCEO:タンスリ・ワン・ズルキフリー・ワン・アリフィン)の子会社であるマレーシアLNG社(会長:ダトー・アヌア・タイブ)と新たなLNG売買契約に関する基本合意書(以下、「本合意書」)を締結しました。 東京ガスは、1983年に締結したマレーシアLNGⅠ(サツ)プロジェクトより、LNGを調達してきましたが、2018年3月末に契約の期間満了を迎えることから、4月以降の新契約についてマレーシアLNG社と協議を進めてきました。その結果、本日、本合意書を締結しました。 東京ガスとペトロナス社は、35年間の長期に渡りLNG取引を続け、2016年10月にはペトロナス社の100%出資子会社であるペトロナスLNG社(会長:アーマッド・アドリー・アリアス)と「協力に関する覚書」を締結し、両社の事業拡大を目指した検討を通じ、緊密な関係を構築してきました。本合意書は、両社間の緊密な関係に基づき締結されるものであり、本合意書の仕向地条項は、2017年6月に公正取引委員会が公表した「液化天然ガスの取引実態に関する調査報告書」に準じた内容であると考えています。 東京ガスグループは、「チャレンジ2020ビジョン」の中で、原料価格の低減に向けた原料調達の多様化・拡大、また海外におけるLNGバリューチェーンの拡大を目指しており、マレーシアLNG社からのLNG調達は、その実現に繋がるものとなります。 LNG売買契約に関する基本合意書の概要 売主 : マレーシアLNG社 買主 : 東京ガス株式会社 契約期間 : 2018年4月~最長2031年3月までの13年間 契約数量 : 2018年4月~2024年3月 年間最大約50万t2024年4月以降年間最大約90万t 受渡条件 : Ex-ship(本船着桟渡し)およびFOB(本船渡し) ペトロナス社の概要 設立 : 1974年8月 会社名 : ペトロナス社(PETROLIAM NASIONAL BERHAD) 所在地 : マレーシア クアラルンプール 代表者名 : Tan Sri Wan Zulkiflee Wan Ariffin(タンスリ・ワン・ズルキフリー・ワン・アリフィン) 主な事業内容 : (1)マレーシア国内の石油資源の所有および管理 (2)マレーシア国内外における探鉱・生産事業、石油精製・販売事業、ガス事業、LNG生産・販売事業、石油化学事業、トレーディング事業、船舶事業、不動産事業 株主 : マレーシア政府 100% マレーシアLNG社の概要 設立 : 1978年6月 会社名 : マレーシアLNG社(Malaysia LNG Sdn. Bhd.) 所在地 : マレーシアサラワク州ビンツル 代表者名 : Datuk Anuar Taib(ダトー・アヌア・タイブ) 主な事業内容 : 天然ガスの調達、LNGの液化・販売 株主 : ペトロナス社(マレーシア国営石油会社) 90%三菱商事株式会社5%サラワク州政府5% ペトロナスLNG社の概要 設立 : 2015年4月 会社名 : ペトロナスLNG社(PETRONAS LNG LIMITED) 所在地 : マレーシア クアラルンプール 代表者名 : Ahmad Adly Alias(アーマッド・アドリー・アリアス) 主な事業内容 : LNGの売買およびLNG船の傭船、輸送、LNG供給販売事業 株主 : ペトロナス社(マレーシア営石油会社) 100% 現在東京ガスが購入しているマレーシアLNGプロジェクト一覧 マレーシアLNGⅠ(サツ)プロジェクト契約期間:1983年2月~2018年3月 マレーシアLNGⅡ(デュア)プロジェクト契約期間:2015年4月~2025年3月 マレーシアLNGⅢ(ティガ)プロジェクト契約期間:2004年4月~2024年3月 地図