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東京団地冷蔵/ 国内最大の冷蔵倉庫が竣工

物流不動産・施設 2023.06.17

東京団地冷蔵(株) 国内最大の冷蔵倉庫が竣工

東京団地冷蔵株式会社(本社所在地 東京都大田区・代表取締役社長 織茂 裕。以下、東京団地冷蔵)は、 2018 年2 月28 日に新冷蔵倉庫が竣工し、2018 年3 月1日から事業を再開いたします。

<経緯>

東京団地冷蔵は、高度経済成長に伴って増加した冷蔵倉庫需要への対応と都市の過密化の緩和を主要な目的と した冷蔵倉庫集積施設という位置づけで、1967 年3 月南部流通業務団地に設立されました。収容容積、約15 万 ㌧の自社冷蔵倉庫設備を有し、東京港の貨物の集積地としての立地優位性を活かし、首都圏の食生活を低温物流 分野でサポートする一大食品物流拠点としての役割を担ってまいりました。 一方で、荷主による物流効率化の要請から首都圏での庫腹需要が高まるなか、経年による施設の老朽化、耐震 性能面などから重要な社会インフラとしての食品の冷蔵保管機能を果たせなくなる恐れがあると同時に、CO2 排 出削減や 2020 年の代替フロン冷媒生産中止をはじめとする環境保全対策の観点から自社冷蔵設備の再整備の必 要性が生じ、自社冷蔵倉庫設備の全面建替えを実施いたしました。 2015 年4 月から開始した解体工事後、2016 年4 月15 日より建築工事に着手し、当初の計画通り2018 年2 月 28 日に竣工の運びとなりました。

<新冷蔵倉庫の概要>

(1)建替え後の収容容積は177,873 ㌧(以前:147,840 ㌧)。

(2)投資額は360 億円程度 (内訳)建物、冷凍設備・昇降機の他、解体工事、土木・液状化対策等を含む

(3)13の冷蔵倉庫運営会社が1箇所に集まったユニークな団地方式冷蔵倉庫。これにより、効率的な荷物の 取り回りや、集中運営方式による各種効率化が可能

(4)大井埠頭に至近で、横浜港を含めた国際コンテナ戦略港湾や羽田空港にも近く、さらに、環状7 号線沿いで 首都圏環状線を含めた高速道路インターが極近い、都内の物流最適地(国土交通省の「国際競争流通業務拠 点整備補助金認定事業」)

(5)大量の入庫トラックや入庫コンテナの効率的な運用を目的とした物流効率化システムの導入(国土交通省の 「改正物流効率化法認定事業」)

(6)万全なメンテナンス及び管理体制

(7)省エネ型自然冷媒機器の導入、施設全域に人感センサー付のLED照明採用等省エネの徹底

(8)カードキー、顔認証システム、録画機能付監視カメラ、防災センター設置等によるセキュリティシステム

(9)ハイブリッド免震システム

(10)日本政策投資銀行からは、国内トップの卓越した「環境・社会への配慮」がなされた不動産としてDBJ Green Building 認証取得 等々

 <会社概要>

商号: 東京団地冷蔵株式会社

本社所在地: 東京都大田区平和島6 丁目2番25 号

設立年月日: 1967 年3 月9 日

代表者: 代表取締役社長 織茂 裕

資本金: 1 億円

※冷蔵倉庫業者を中心とした共同出資会社

事業内容: 冷蔵倉庫の管理運営およびテナント(株主)への賃貸

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