三菱電機/韓国でエレベーターの新工場稼働開始 SCM・製造拠点 2023.06.17 開発・検証・製造体制を強化し、グローバル事業を加速 三菱電機 韓国でエレベーターの新工場稼働開始のお知らせ 三菱電機株式会社は、大韓民国(以下、韓国)の仁川経済自由区域(Incheon Free Economic Zone)に建設していた、Mitsubishi Elevator Korea Co.,Ltd.(韓国三菱エレベーター、以下、KMEC)のエレベーター新工場を3月1日に稼働開始します。新工場にはR&Dセンターを新設し、開発・検証機能を強化するとともに、生産能力を現在の2.5倍となる4,000台に拡大し、グローバル事業展開の加速と韓国市場での規模拡大を図ります。 新工場外観 工場の概要 所在地 大韓民国 仁川広域市 経済自由区域 松島(ソンド)地区 敷地面積 18,220m2 総建築面積 19,070m2 用途 エレベーター機器の開発・検証・製造 稼働時期 2018年3月1日 生産能力 年間4,000台 投資額 約330億ウォン(約35億円) 人員 約120名(工場稼働時) 付属施設 エレベーター試験塔(高さ95m)、据付・保守研修センター 工場建設の狙い R&Dセンター新設により開発・検証体制を強化し、グローバル市場対応力を向上 ・KMECの技術力を生かした開発・検証組織であるR&Dセンターを新工場内に新設 ・マザー工場である稲沢製作所の開発機能を一部移管し、グローバルでの開発・検証に活用 ・韓国で販売・設計・開発・製造・据付・保守の一気通貫体制を構築し、韓国市場のニーズや据付・保守での現場情報を活用した韓国向け専用機種の開発・検証を推進 グローバル向け高速エレベーターの速度拡大により、製品競争力を強化 ・KMEC製高速エレベーターの速度を従来の分速240mに加え、分速300m、360mまで拡大、現地生産化による価格競争力の強化を図り、グローバルで増加している高層ビル需要に対応 ・ASEAN・中東を中心に増加する高速エレベーターのリニューアル需要に対応 製造体制強化により、韓国における事業規模を拡大 ・韓国向け専用機種「NexPia(ネクスピア)」シリーズの生産能力を増強 ・韓国の中小規模低層ビル向けエレベーター需要の拡大に対応