上組/経常利益は前年比4・6%増(平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 30年3月期第3四半期 196,521 6.8 17,632 3.5 18,973 4.6 13,982 12.0 29年3月期第3四半期 184,073 △0.0 17,036 △0.2 18,140 △1.8 12,479 0.7 (注)包括利益 30年3月期第3四半期 16,142百万円 (13.3%) 29年3月期第3四半期 14,247百万円 (26.2%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間における世界経済は、各国の政策動向に留意する必要はあるものの、全体としては緩 やかに回復しております。 わが国においても、公共投資が堅調に推移したほか、企業収益の改善や設備投資が増加するなど、景気は緩やか な回復基調が続いております。 物流業界におきましても、輸出入貨物ともに堅調な荷動きではあるものの、受注競争の激化により、経営環境は 依然として厳しい状態が継続しました。 このような状況下にあって当社グループは、カンボジア・ミャンマーにおいてターミナルの運営に参画し、また 国内におきましても新たなコンテナターミナルとして、東京港中央防波堤外側ふ頭で営業を開始するなど、港湾タ ーミナルネットワーク強化を図り、顧客ニーズを取り込んだ「上組デザイン物流」を推進してまいりました。 この結果、当第3四半期連結累計期間における営業収益は、コンテナや穀物の取扱い増加などにより、前年同期 に比べて6.8%増収の1,965億21百万円となりました。営業利益におきましても前年同期に比べ3.5%増益の176億32 百万円、経常利益は4.6%増益の189億73百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却 益の計上等により、12.0%増益の139億82百万円となりました。 各セグメント別の事業の状況は次のとおりであります。 [国内物流事業] 国内物流事業におきましては、コンテナ及び穀物の取扱いが増加したことにより、国内物流事業部門の営業収益 は前年同期に比べて6.2%増収の1,663億95百万円、セグメント利益は前年同期に比べて3.7%増益の163億7百万円 となりました。 [国際物流事業] 国際物流事業におきましては、プロジェクト輸送貨物及び航空貨物の取扱いが増加したことにより、国際物流事 業部門の営業収益は前年同期に比べて17.3%増収の241億24百万円、セグメント利益は前年同期に比べて66.9%増 益の11億91百万円となりました。 [その他] その他の事業におきましては、重量貨物の運搬据付業務及び建設機工業務の取扱いが減少となったことにより、 その他の事業部門の営業収益は前年同期に比べて0.6%減収の153億7百万円、セグメント利益は重量貨物の運搬据 付業務及び建設機工業務の受注競争の激化や、不動産賃貸業における新規施設取得に伴う初期費用の負担などによ り、前年同期に比べて78.5%減益の1億29百万円となりました。 (略)