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共栄タンカ-/経常利益は前年比49・8%減(平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

          売上高    営業利益  経常利益  当期純利益

30年3月期第3四半期 9,532 △4.2  1,307 △37.5  634 △49.8  870 △31.5

29年3月期第3四半期 9,953 10.3  2,091 77.3   1,264 141.5  1,271 ―

(注)包括利益 30年3月期第3四半期  1,475百万円 (68.7%) 29年3月期第3四半期  874百万円 (―%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第 3 四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善が継続するなか、 堅調な雇用・所得情勢を背景に、個人消費が底堅く推移するなど、緩やかな回復が続き ました。海外では、米国経済が、製造業の業況改善や個人消費の底堅さにより、引き続 き回復傾向となった一方、中国経済は、政府による規制強化により、固定資産投資が鈍 化するなど、緩やかな減速傾向となりました。 海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、期首に長距離航路になる西ア フリカ積み中国向けの成約があり、船腹需給を引き締め WS70 台まで上昇しましたが、O PECの協調減産などで輸送需要が減退している他、新造船が流入する一方で解撤は少 なく、船腹供給圧力が強いことが要因となって市況を押し下げ、また 15 歳以上の老齢船 が多いことも市況の足枷となり9月まで市況は低迷しました。10 月に冬場の石油需要の 増加により再び WS70 台に上昇しましたが、11 月には石油の需要期であるにもかかわらず、 船腹需給の緩みから市況は下落し WS50 を割り込みました。石油製品船(LR2やMR) や大型LPG船(VLGC)も船腹過剰により第3四半期まで市況は低迷いたしました。 ばら積船につきましては、新造船の供給圧力が徐々に弱まり、12 月にケープ型市況の主 要航路平均レートが一時$29,000 台の高値を付け、パナマックス型やハンディマックス型 の市況も回復傾向にあります。 こうした経営環境の中、当社グループは大型タンカーを中心とする長期貸船契約を主 体に安定した経営を目指しており、また、各船の運航効率の向上と諸経費の節減にも全 社を挙げて努めております。 当期においては、4月にVLGC”LEGEND PRESTIGE”が竣工したほか、6月にVLC C1隻(2019 年 10~12 月竣工予定)、10 月にばら積船1隻(2018 年3月竣工予定)の 取得を決議した一方、8月には高齢のVLCC”TAIZAN”を譲渡するなど、船隊構成の 整備・拡充に取り組んでまいりました。 なお、1 月には新たにVLCC1隻の取得(2020 年7~12 月竣工予定)を決議してい ます。 この結果、当第 3 四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。 海運業収益は本年4月に竣工したVLGCが稼働しましたが、TAIZAN の不稼働と為替 の影響等により 95 億3千2百万円(前年同四半期比4億2千万円減)となりました。営 業利益は海運業収益が減少したのに加え、VLGCが竣工したこと、TAIZAN の滞船等に より船費が増加したこと等により 13 億7百万円(前年同四半期比7億8千3百万円減)、 経常利益は6億3千4百万円(前年同四半期比6億2千9百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は TAIZAN の売船益等の増益要素はあったものの、法人税等の増加によ り8億7千万円(前年同四半期比4億円減)となりました。

‘(略)

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