大東港運/経常利益は前年比5・1%増(平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 30年3月期第3四半期 16,203 10.0 674 4.8 696 5.1 466 4.5 29年3月期第3四半期 14,733 △1.2 643 △0.8 662 2.5 446 △2.1 (注) 包括利益 30年3月期第3四半期 511百万円( 15.8%) 29年3月期第3四半期 441百万円( △3.5%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間(平成29年4月1日~平成29年12月31日)におけるわが国経済は、雇用市場、所得環境、 企業収益の改善ならびに世界同時景気回復を背景に個人消費、設備投資、輸出が回復基調に推移しました。 海外経済においては、米国では失業率の低下を背景に個人消費や設備投資が増加し景気は堅調に推移しました。 欧州でも雇用・所得環境の改善を受けて個人消費や企業活動が穏やかに回復、中国・アジアにおいても景気は緩や かな回復基調で推移しました。 かかる環境下、当第3四半期連結累計期間における物流業界におきましては、アメリカおよび欧州からの輸入は、 おおむね横ばいで推移しました。アジアからの輸入に関しては持ち直しの動きが見られました。 輸出に関しては持ち直しの状況で推移しました。 その中で当社取扱いの大きな部分を占める食品の輸入は、畜産物および水産物ならびに農産物他、総じて増加と なりました。 また、鋼材の国内物流取扱いにおいても増加となりました。 このような状況の中、当企業集団は「『ありがとう』にありがとう」のコーポレートフィロソフィーの下で、第 6次中期経営計画「変化による進化」~Diversification~の初年度を迎え、その各施策一つひとつに取り組むとと もに積極的な受注活動を展開してまいりました。 また、4月に丸田運輸倉庫株式会社を100%子会社化し、5月には韓国・釜山のDongbo Corporationと業務資本提携 を実施しました。更に8月にはシンガポールのEver Glory Logistics Pte.Ltd.の株式購入・増資引受により子会社 化を図りました。 当第3四半期連結累計期間における営業収益は、前年同期間比10.0%増の16,203,557千円となりました。また経常 利益につきましては運送コストの増加やM&Aに関する手数料支出等があったものの、前年同期間比5.1%増の696,136 千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期間比4.5%増の466,580千円となりました。 セグメント別の営業状況は、次のとおりであります。 [輸出入貨物取扱事業] 輸出入貨物取扱事業は、畜産物・水産物・農産物他の増加により、営業収益は前年同期間比8.6%増の13,884,273 千円となり、セグメント利益は前年同期間比20.9%増の1,268,533千円となりました。 [鉄鋼物流事業] 鉄鋼物流事業は、鉄鋼製品の国内需要が伸びたことから取扱量の増加により、営業収益は前年同期間比6.5%増の 1,154,144千円となり、セグメント利益は取扱量の増加に伴い、前年同期間比157.3%増の64,027千円となりました。 [その他事業] その他事業は、連結子会社の増加などもあり、陸上運送収入および港湾運送収入の増加により、営業収益は前年 同期間比34.7%増の1,165,139千円となりましたが、セグメント利益は賃貸不動産の修繕費等の影響により前年同期 間比10.7%減の109,958千円となりました。 (略)