昨今、物流センターなどでトラックが積み込みや荷下ろしをするための待機時間が問題になっています。トラック待機時間は、１カ所につき数時間に及ぶこともあり、トラック運転手の過重労働、労働力不足、倉庫内作業の長時間化、周辺地域への環境問題などにも繋がり、重要な社会インフラである物流の維持・発展のために解決する必要があります。
日本ユニシスは、このような社会課題を解決するために、物流業界のITパートナーとして培った知財を活用し、いち早くかつ積極的にこの課題解決に取り組む大手低温物流企業の協力を得て、「SmartTransport」を構築しました。
また国土交通省も、この課題に対して、トラック運転手と倉庫作業者の長時間労働を是正するため、荷物の積み込みで生じる待機時間の記録を義務化するなどの試みを行っています。

スマートフォンでのトラック到着時刻の遠隔予約から、自動受付やトラック呼び出し機能までの一連の流れをシステム化し、SaaS型で提供するサービスです。個別開発により、既存の倉庫管理システムなどとの連携も可能です。

＜主な機能＞
1.遠隔予約受付機能：遠隔地からPCやスマートフォンによる事前予約／受付
2.トラック受付機能：タッチパネルやQRコードによる倉庫受付
3.トラック待機状況表示、呼び出し機能：ディスプレイによる待機状況表示／SMSでのトラック呼び出し
4.送り状アップロード機能：倉庫側への貨物情報の事前共有による、入出荷準備

＜特徴＞
1.スモールスタートが可能
2.継続的な機能改善・拡張を実施
3.ポータルサイトにより利用者側で情報活用が可能
4.倉庫管理システムと連携（個別開発）
5.カメラやセンサーなどIoTを用いた車番検知のシステムと連携（個別開発）

＜標準価格＞
初期費用：1拠点30万円～、月額利用料：1拠点5万円～

日本ユニシスは、「SmartTransport」において、今後３年間で500拠点への導入を目指します。今後も日本ユニシスは、日本の社会インフラである物流が直面するさまざまな課題の解決を、ITパートナーとして支援していきます。