物流ニュース

2018年01月18日

　株式会社ブリヂストンは、トラック・バス用タイヤのデジタルソリューションツールとして欧州で既に展開しているゲート式の「Tirematics」を刷新し、2018年初からシンガポール、タイをはじめとしたアジア・大洋州地域の運送事業者様へ展開を開始しました。今後、他の地域への展開も順次検討していきます。

　今回刷新したゲート式の「Tirematics」は、新たに開発したクラウドベースの情報処理エンジンとセンサーを用いることで、実用的かつ費用対効果の高い当社独自の運送ソリューションの提供を実現します。主に、車両が運送事業者様の拠点出入口を通過する際に使用され、高精度かつリアルタイムにタイヤの空気圧、温度情報を計測します。異常を検知した際には、車両管理者及びドライバーに自動でお知らせすることにより、タイヤ故障による予期せぬ運行トラブルを未然に防ぎます。また、タイヤメンテナンスの軽労化、ひいては運送事業者様の経済性向上にも貢献します。

　加えて、ゲート式の「Tirematics」とタイヤ情報を管理する当社のデジタルプラットフォーム「Toolbox」※を連動し運用することで、タイヤライフサイクル全体におけるタイヤ情報の管理・分析も可能となります。これにより、当社の推進する運送ソリューションビジネスの質を更に高め、運送事業者様への提供価値の向上を実現できると考えています。

　当社は、デジタルソリューションツールの開発ならびに展開を加速させるための専門組織「デジタルソリューションセンター」を中心として、今後も、ICTや最先端技術の積極的な活用により、新たな価値を創出するビジネスモデルの開発と全社バリューチェーンを通じたイノベーションを推進して参ります。

※「Toolbox」刷新のニュースリリース（2017年11月28日）