星光PMC/セルロースナノファイバー複合材料 商業生産を開始 SCM・製造拠点 2023.06.17 セルロースナノファイバー複合材料 商業生産開始の件 当社は昨年末に、竜ケ崎工場(茨城県龍ケ崎市)にあるセルロースナノファイバー(CNF) 実証生産設備(パイロットプラント)(*1)の生産能力増強工事を完了させ、”STARCELⓇ” ブランドにて、CNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始致しました。 なお、現時点での生産能力は、変性セルロースで約70トン/年、CNF複合材料換算で 約200トン/年となります。 当社のCNF複合材料は、木材パルプに当社独自の技術で化学処理を施した変性セルロースを ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)と混練し、ナノ解繊することで得られる材料で あります(*2)。自動車や建材、電子機器から身の回りの生活用品に至る広範囲な分野において、 お客様のニーズに合わせて製品開発を進めております。 今後もお客様との対話や協業を通じて、”暮らしをより豊かにする”という視点を持ちながら、 更なる実用化を推進して参ります。 *1:本プラントは、国立大学法人京都大学と当社が、経済産業省のイノベーション拠点立地推進 事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択され、その助成を受けて2014年 10月に建設致しました。 *2:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクト グリーンサステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発「セルロースナノファイバー強化に よる自動車用高機能化グリーン部材の研究開発」で得られた成果を基に、当社が改良・発明 を重ねて量産化を実現しました。