積水化学工業/タイにポリオレフィンフォームの第2工場を新設 SCM・製造拠点 2023.06.17 タイにポリオレフィンフォームの第2工場を新設 2017年11月6日 積水化学工業株式会社 積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下貞二、以下「当社」)は、タイの連結子会社のTHAI SEKISUI FOAM CO., LTD.(取締役社長:Rocco Romiti(よみ ロッコ ロミティ)、以下「タイセキスイフォーム」)を通じて、タイで2拠点目となるポリオレフィンフォーム工場を新設します。 近年、中東やASEANでは建築需要が堅調に推移しており、タイセキスイフォームでは、これに対応すべく空調や給湯など各種配管向けの断熱材製品や吸音材製品の生産量を増やしてきましたが、今後も引き続き需要増が見込まれることから、約10億円を投じて既存工場近傍に土地・建屋を取得、第2工場を新設することとしました。第2工場は2018年4月稼働開始予定です。 空調・給湯配管向け断熱材(製品名:サーモブレイク)の使用例 タイセキスイフォーム第2工場の概要(予定) ・所 在 地 :タイ チョンブリ県 ・規 模 :敷地面積約39,000㎡ 工場建屋面積約12,500㎡ ・生産能力 :5百万㎡/年 ポリオレフィンフォームおよび当社フォーム事業について ポリオレフィンフォームは、ポリオレフィン(ポリエチレンやポリプロプレン等)を加熱発泡させた軟質な発泡体です。当社は、世界で初めて電子線による架橋*1方法を発明したパイオニアで、断熱性、耐熱性、加工性、耐久性などに優れた架橋ポリオレフィンフォームを中心とした様々なフォーム製品を生産・販売し、架橋ポリオレフィンフォーム市場で世界トップシェア*2を誇ります。 当社グループのフォーム製品の用途は非常に幅広く、建築向けのほか、自動車、家電やモバイル端末などのエレクトロニクスなど、様々な分野で使用されています。また、お客様の要望に迅速に対応するため需要地生産を推進、世界各地に10箇所の生産拠点を有しています。現在、中国で2拠点目となる主に自動車内装向け製品の工場を建設中で2019年度上期の竣工・稼動を予定しています。 *1 架橋・・・分子間を結合させること。 *2 2016年度、当社調べ。