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UACJ/自動車パネル用アルミニウム材の需要拡大で福井製造所の設備を新設

SCM・製造拠点 2023.06.17

福井製造所への自動車パネル用アルミニウム材製造設備の新設について

 

 当社は、本日開催の取締役会において、下記のとおり設備投資を実施することを決議しましたのでお知らせいたします。

     記

1.設備投資の目的・理由

 当社は、日本市場における自動車パネル用アルミニウム材(以下自動車用パネル材)の今後の旺盛な需要に対応するため、福井製造所に専用の熱処理および表面処理設備の新設をすることを決定しました。

 各国の環境規制が増す中で、世界の自動車メーカーが燃費向上や電気自動車の航続距離改善を目的とした車体の軽量化を積極的に推進しています。車体の軽量化を実現する手段としてパネル材や構造材に軽量なアルミニウム素材を採用する動きが活発化しており、日本国内においても、需要拡大が加速してきました。

 現在、当社では自動車用パネル材や熱交換器材を名古屋製造所で製造しておりますが、需要拡大に対応するためには、専用の生産設備の増強が不可欠となってまいりました。福井製造所でも新たに自動車用パネル材の生産設備を増強し、お客様のニーズに応えてまいります。

 当社は板事業、押出事業、箔事業、鋳鍛事業、加工品事業、銅管事業の6つの事業を持ちます。これらの技術力・ノウハウを駆使し、幅広い自動車向けアルミニウム部材を生産し、自動車軽量化のソリューション・プロバイダーとして自動車の環境性能向上に貢献してまいります。

2.設備投資の概要(予定)

 (1)所在地:福井製造所(福井県坂井市)敷地内

 (2)設備投資の内容:熱処理設備および表面処理設備、スリッター設備、建屋等

 (3)設備投資予定額:約160億円

 (4)稼働開始:2020年1月予定

 (5)生産能力:年間約10万トン

3.今後の見通し

 本件に伴う平成30年3月期の業績に与える影響は軽微です。

 なお、設備投資資金につきましては、自己資金を中心に必要に応じて金融機関などから調達する予定です。

以上

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