乾汽船/2億7400万円の経常損失を計上(平成30年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成30年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 30年3月期第1四半期 4,873 8.2 △169 ― △274 ― △262 ― 29年3月期第1四半期 4,504 △15.3 △588 ― △685 ― △780 ― (注)包括利益 30年3月期第1四半期 △195百万円 (―%) 29年3月期第1四半期 △1,026百万円 (―%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第1四半期連結累計期間における世界経済環境としては、米国では雇用・所得環境及び個人 消費の回復を背景に、欧州では政治リスクが後退したことで、景気は緩やかに回復しました。中 国ではインフラ投資など当局の景気下支え策により景気は持ち直しました。日本経済におきまし ては雇用・所得情勢は堅調であり、個人消費も緩やかに回復しており、景気は持ち直しつつあり ます。 このような状況下、当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績におきましては、 売上高は4,873百万円、営業損益は169百万円の損失、経常損益は274百万円の損失、親会社株主に 帰属する四半期純損益は262百万円の損失となりました。 当社グループのセグメント別の業績は以下の通りであります。 ①外航海運事業(ロジスティクス) 外航海運事業におけるドライバルク船市況は、緩やかな荷量の増加があったものの、新造船の 竣工による船腹量の増加もあり、市況の回復は小幅に留まりました。 このような状況下、当社グループの外航海運事業におきましては、ドライバルク船市況が前年 同期より改善したことにより、売上高は前年同期比505百万円増収(+24.6%)の2,557百万円、セ グメント損益は前年同期比424百万円改善し、550百万円の損失となりました。 ②倉庫・運送事業(ロジスティクス) 物流業界におきましては、貨物保管残高は前年同期を下回る水準で推移し、貨物取扱量は前年 同期と概ね同水準で推移いたしました。 このような状況下、当社グループの倉庫・運送事業におきましては、連結子会社であるイヌイ 運送株式会社における引越事業の取扱高の減少等により、売上高は前年同期比139百万円減収 (△10.4%)の1,199百万円、セグメント利益は前年同期比2百万円減益(△8.0%)の31百万円と なりました。 ③不動産事業 都心部の賃貸オフィスビル市況は空室率の改善傾向が継続して見られ、賃料水準も小幅な上昇 が続いております。また、東京23区の賃貸マンション市況は軟化傾向にあり、前年同期を若干下 回る水準で推移いたしました。 このような状況下、当社グループの不動産事業におきましては、賃貸物件の安定稼働により、 売上高は前年同期比2百万円増収(+0.2%)の1,115百万円となりました。セグメント利益は賃貸 物件の保全に伴う修繕費の増加等により前年同期比19百万円減益(△3.3%)の556百万円となりま した。 (略)