トランコム/売上高は前年比8・6%増、経常利益は前年比7%減(平成30年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成30年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 30年3月期第1四半期 34,392 8.6 1,227 △8.3 1,207 △7.0 608 △58.0 29年3月期第1四半期 31,660 2.9 1,338 4.1 1,298 1.9 1,449 125.1 (注)包括利益 30年3月期第1四半期 568百万円 (△58.0%) 29年3月期第1四半期 1,353百万円 (107.6%) (略) 1.当四半期決算に関する定性的情報 (1)経営成績に関する説明 物流業界では、EC市場の拡大による消費者の購買スタイルの変化に伴い、貨物の小口化、多頻度化が進み、輸 配送ニーズが多様化するなど、物流構造が大きく変化してきております。そのような中で、一層深刻化するトラッ クドライバー不足、庫内作業員の人件費の上昇など、大きな社会問題に直面し、物流事業者にとっては大変厳しい 事業環境となりました。 このような状況の中、当期におきましては、トランコムグループ中期経営計画「TRANCOM VISION 2020」に掲げる 「人材・組織の強化」、「パートナー企業との関係構築」、「ICTの積極活用」の3つを成長の軸とし、コア事 業がそれぞれ質の高い機能を果たし、その競争力のある事業が有機的に結合することで、高いシナジーを創出する 企業グループへと進化するべく、取り組みを推進いたしました。 当第1四半期連結累計期間における連結業績は、売上高34,392百万円(前年同期比 8.6%増)、営業利益1,227百 万円(同 8.3%減)、経常利益1,207百万円(同 7.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益608百万円(同 58.0%減)となりました。 当社グループでは、事業内容を3つのセグメント及びその他に区分しております。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ① ロジスティクスマネジメント事業 (略) 売上高は、新規業務の稼動及び既存拠点の物量増加に伴う増収要因はあったものの、前期において一部既存 拠点で業務縮小した影響により、減収となりました。 営業利益は、前期に稼動した拠点の収益化による増益要因はあったものの、当期4月に稼動した拠点の初期 費用の計上、一部既存拠点の生産性悪化により、減益となりました。 ② 物流情報サービス事業 (略) アジャスターの営業力を結束した貨物情報取得に加え、分析ツールを駆使したアプローチなどにより、チャ ーター部門・中ロット部門ともに、成約件数は順調に推移しました。また、人員の増強を図り、更なる事業成 長に向けた取り組みを推進しました。これらの結果、増収増益となりました。 ③ インダストリアルサポート事業 (略) 売上高は、国内派遣部門の新規顧客獲得や既存顧客における派遣社員の大幅増員などにより、増収となりま した。 営業利益は、海外拠点での業務撤退の影響などにより、減益となりました。 ④ その他 (略) その他事業につきましては、Transfreight China Logistics Ltd.の連結子会社化に加え、タイでの物流業 務稼動により、売上高は大幅に増収しましたが、タイでの物流業務の初期費用が想定以上にかかり、営業損失 となりました。 (注) 上記の数値は、セグメント間取引の消去はしておりません。 (略)