昭和シェル石油グループ/サウジアラビア王国における硫化水素の分解に関する共同事業に参画 SCM・製造拠点 2023.06.17 昭和シェル石油グループ サウジアラビア王国における硫化水素の分解に関する共同事業に参画 ~ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池を利用してJCCP(国際石油・ガス協力機関)と~ 2017/07/12 昭和シェル石油グループ(東京都港区台場、代表取締役社長 グループCEO 亀岡剛)は、サウジアラビア王国のアブドラ王立科学技術大学(KAUST)と一般財団法人JCCP国際石油・ガス協力機関(JCCP)による「太陽光エネルギーを用いた硫化水素の分解による水素製造に関する共同事業」に参画することをお知らせします。 本事業は2017年4月より3年間の予定で開始され、KAUSTとJCCPの間で6月21日に事業実施協定書が締結されました。当社グループは、100%子会社であるソーラーフロンティア株式会社(東京都港区台場、代表取締役社長平野敦彦、以下ソーラーフロンティア)のCIS薄膜太陽電池の提供と、当社中央研究所が人工光合成の研究で培った電気化学に関するノウハウを用いることで協働していきます。 サウジアラビア王国内の油田やガス田の副生ガスには高濃度の有毒な硫化水素が含まれており、安全操業や効率的生産の観点から、硫化水素の分解無害化技術の実現が望まれています。特に、再生可能エネルギーの利用が検討されています。本共同事業で開発する技術は、CIS薄膜太陽電池を利用して、硫化水素を電気化学的に分解し硫黄と水素を得るものであり、無害化と同時に水素を得られるのが特長です。 当社グループは、産油プロセスと組み合わせた今回の新たな技術開発および提供により、サウジアラビア王国と我が国との友好関係強化に貢献するとともに、グループの強みであるCIS薄膜太陽光発電技術の応用範囲を広げて参ります。 【ソーラーフロンティア株式会社について】ソーラーフロンティア株式会社は、昭和シェル石油株式会社(5002, T)の100%子会社で、世界最大級のCIS薄膜太陽電池メーカーです。当社が生産・販売するCIS薄膜太陽電池は、高温や影に強く発電量が多いことや、景観を損なわない美しいデザインが特長です。企業情報や最新ニュースの詳細は、当社公式のホームページ、コーポレートビデオ、Facebook、Twitterをご覧ください。