NTN/能登製作所 熱処理工場が竣工 SCM・製造拠点 2023.06.17 NTN能登製作所 熱処理工場 竣工のお知らせ2017年7月6日 NTN株式会社(以下、NTN)は、石川県羽咋郡にある(株)NTN能登製作所に新たに熱処理工場の増設工事を行い、このたび竣工しましたのでお知らせいたします。熱処理工場の竣工により、能登地区における産業機械用軸受の一貫生産体制が確立しました。今後のさらなる事業拡大につなげてまいります。 1.新工場建設の狙い NTNは、1918年の創業以来、三重県桑名市で産業機械用軸受を生産してきましたが、リスク分散と大形軸受の生産強化のため、2007年以降、能登地区に(株)NTN羽咋製作所、(株)NTN宝達志水製作所、(株)NTN志賀製作所、(株)NTN能登製作所を設立し、産業機械用軸受の第2の生産拠点として、風力発電装置に使用される大形軸受や産業機械アフターマーケット市場向けの各種軸受を生産しています。 軸受の製造工程は、「鍛造」、「旋削」、「熱処理」、「研削」、「組立」の順に進行しますが、これまで旋削工程後、製品を三重県桑名市に輸送して熱処理加工を行っていました。このたび(株)NTN能登製作所の敷地内に熱処理工場が完成したことで、鍛造から組立まで能登地区における一貫生産体制を確立しました。 NTNは、2015年4月より取り組んでいる中期経営計画「NTN 100」の基本方針のひとつ「攻める経営」で、アフターマーケット事業の拡大を掲げ、軸受商品の品揃え充実と生産リードタイム短縮に取り組んでいます。今回の新工場建設により、スピーディな生産と安定した供給体制を実現し、アフターマーケット事業のさらなる販売拡大を加速してまいります。 2.新工場の特長 新しい熱処理加工技術の導入により、設備のコンパクト化と生産性の向上、品質の向上を実現。徹底した省エネルギー仕様による環境に配慮した工場です。 3.(株)NTN能登製作所の概要 (1) 会社名 株式会社NTN能登製作所(英文:NTN NOTO CORPORATION) (2) 事業内容 産業機械用軸受および機械部品の製造・販売 (3) 所在地 石川県羽咋郡志賀町若葉台38番地 (4) 代表者 代表取締役社長 山﨑貴史 (5) 資本金 10億円(NTN 100%出資) (6) 設立 2010年12月 (7) 敷地面積 約106,500m2 (8) 延床面積 約15,000m2(既存工場)約 6,600m2(熱処理工場) ご参考 NTNの石川県・能登地区の生産拠点 軸受の製造工程