大日本印刷/郵船ロジスティクスと輸送サービスで協業 物流全般 2023.06.17 大日本印刷と郵船ロジスティクスが輸送サービスで協業 定温輸送が可能な DNP 多機能断熱ボックスによる高品質な国際定温輸送サービスを構築 – 大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区 社長:北島義俊 以下:DNP)と郵船ロジステ ィクス株式会社(本社:東京都港区 社長:水島健二 以下:郵船ロジスティクス)は、温度 管理が必要な貨物における定温での国際輸送を可能とする DNP 多機能断熱ボックスに関す る共同研究を重ね、あらゆる輸送形態に活用できるサービスを構築しました。お客様に、両 社の強みを生かした最適な定温輸送ソリューションを提供します。 <共同研究の背景> 温度管理が必要な貨物を国際一貫輸送する際には、それぞれの輸送日数に応じた保冷梱 包や冷蔵・冷凍専用のトラック・コンテナの手配が必要になります。この場合、到着地で梱 包資材の開梱作業および資材の廃棄処理が必要になることや、冷蔵・冷凍専用のトラック・ コンテナの利用により、輸送費用が高額になることなどが課題となっていました。このよ うな課題の解決に向けて DNP は、真空断熱パネル*の特性に着目し、定温輸送に適した DNP 多機能断熱ボックスの開発を進めてきました。2015 年からは、国際物流に強みを持つ郵船 ロジスティクスと共同で、お客様の要望を反映した製品の開発に取り組んできました。 *真空断熱パネル:グラスウールやウレタン等の断熱材を高いバリア性を持つフィルムで包装し、真空状 態で封止したパネル。通常の断熱材に比べて 20 分の 1 の薄さで同等の断熱が可能。 <DNP 多機能断熱ボックスの特長> DNP 多機能断熱ボックスは、特殊技術を用いた真空断熱パネルを使用することによって、 電源を用いることなく、優れた断熱性や気密性を確保しているため、さまざまな輸送用途 にも適した設計となっています。また、内部温度を測定する温度計を標準装備しているた め温度管理も可能で、特に定温輸送に適しています。