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東洋埠頭/売上高は前年比2・1%減、経常利益は前年比35・1%増(平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

      売上高   営業利益  経常利益  当期純利益

29年3月期 31,587 △2.1  1,566 3.6  1,744 35.1  1,130 279.2

28年3月期 32,257 △0.1  1,511 25.1  1,290 62.4  298 ―

(注)包括利益 29年3月期  1,900百万円 (―%) 28年3月期  △477百万円 (―%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度、当社グループは、グループ各社の連携を一層強化し、営業の拡 大、経営基盤の強化、社会的責任の向上に取り組んでまいりました。しかし、埠頭・ 倉庫業界は、荷動きが低迷し、厳しい経営環境で推移しました。 国内総合物流事業では、国内貨物や輸入貨物の取扱数量が減少し、保管残高も前 期を下回りました。また、国際物流事業では、ロシアの景気低迷により、厳しい状 況が継続しました。この結果、営業収入は前期を下回りました。 一方、業務の改善に努め、また原油価格の下落による電気料や燃料費の減少等が あり、営業利益は前期を上回りました。営業外収支では、前期は為替差損を計上し ましたが、当期は為替差益を計上しました。また、持分法投資損失が減少したこと から、経常利益は大きく増加しました。さらに、前期に計上した固定資産の減損損 失が当期はなかったことから、特別損失が大幅に減少し、最終利益も前期を大きく 上回りました。 以上の結果、当期の営業収入は315億8千7百万円(前期比6億7千万円、 2.1%の減収)、営業利益は15億6千6百万円(前期比5千4百万円、3.6%の 増益)、経常利益は17億4千4百万円(前期比4億5千3百万円、35.1%の増 益)、親会社株主に帰属する当期純利益は11億3千万円(前期比8億3千2百万円、 279.2%の増益)となりました。

セグメントの概況は次のとおりです。

*以下の営業収入及び営業利益は、セグメント間の取引を含んでいます。

○ 国内総合物流事業

国内総合物流事業の営業収入は295億5千6百万円、前期比1. 9%の減収、営 業利益は14億5千4百万円、前期比5. 9%の増益となりました。国内貨物、輸入 貨物の取扱数量及び保管残高の減少により営業収入は前期を下回りました。一方、業 務の見直しによるコストの削減、電気料及び燃料費の減少等により営業利益は前期を 上回りました。

≪倉 庫 業≫

倉庫業の営業収入は、98億2千5百万円、前期比1.1%の減収となりました。 入出庫数量は、348万トン(前期349万トン)でした。普通倉庫貨物は、木材 が増加しましたが、タイヤ原料、米は減少しました。輸入青果物は、キウイ、アボカ ドが増加しましたが、産地の天候不良等によりバナナ、パイナップルは減少しました。 冷蔵倉庫貨物は、加工食品が増加しましたが、ジュース、水産物は減少しました。 平均保管残高は、26万トン(前期30万トン)でした。米、麦が大幅に減少した ほか、タイヤ原料、合成樹脂、食品類も減少しました。

≪港湾運送業≫

港湾運送業の営業収入は、70億4千2百万円、前期比4.5%の減収となりまし た。 ばら積み貨物の取扱数量は、488万トン(前期511万トン)でした。前年度7 月より開始したバイオマス発電用燃料の取扱いが通期で寄与した他、残土が増加しま したが、穀物類や石炭は減少しました。 ばら積み貨物以外では輸入青果物の取扱数量が減少しました。 コンテナ取扱数量は、191千TEU(前期185千TEU)でした。各港で堅調 に推移し、取扱いが増加しました。特に、志布志港での輸出木材、輸入牧草等が増加 しました。

≪自動車運送業≫

自動車運送業の営業収入は、56億5千1百万円、前期比0.1%増でほぼ前期並 みでした。

≪その他の業務≫

その他の業務の営業収入は、70億3千7百万円、前期比2.0%の減収となりま した。 施設賃貸は前期を上回ったものの、輸入貨物の取扱いが減少し、これに伴う収入が 減少しました。

○ 国際物流事業

国際物流事業の営業収入は、23億4千3百万円、前期比4.0%の減収、営業利 益は1億1百万円、前期比20.5%の減益となりました。 ロシアにおいて、通関業務は堅調でしたが、倉庫業務が低迷しました。

(略)

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