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乾汽船/23億4600万円の経常損失を計上(平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

     売上高     営業利益  経常利益  当期純利益

29年3月期 17,889 △13.4  △2,179 ―  △2,346 ―  △880 ―

28年3月期 20,665 ―    △3,538 ―  △4,398 ―  △14,234 ―

(注)包括利益 29年3月期  △1,057百万円 (―%) 28年3月期  △15,457百万円 (―%)

(略)

(1) 当期の経営成績の概況

当連結会計年度における世界経済環境としては、米国では所得や個人消費を取り巻く環境の 改善を背景に景気は堅調に推移し、欧州では英国のEU離脱による混乱は落ち着き、景気は緩や かに回復しました。中国では公共投資により景気が下支えされ、減速感は一服しました。日本 経済におきましては個人消費や設備投資の回復は依然弱いものの、雇用情勢は底堅く、景気は 緩やかに持ち直しつつあります。 このような状況下、当連結会計年度における当社グループの業績におきましては、売上高は 17,889百万円、営業損益は2,179百万円の損失、経常損益は2,346百万円の損失、親会社株主に 帰属する当期純損益は880百万円の損失となりました。

当社グループのセグメント別の業績は、次のとおりであります。

①外航海運事業(ロジスティクス)

外航海運事業におけるドライバルク船市況は、歴史的な市況低迷期から徐々に回復してまい りましたが、依然として船腹供給過多の状況が継続しており、本格的な回復には至らず採算を 大幅に割り込む水準となりました。11月以降、大西洋において市況が急回復する局面がありま したが、当社船隊は太平洋を主要水域としており、影響は限定的でした。 このような状況下、当社グループの外航海運事業におきましては、売上高は前年同期比2,610 百万円減収(△22.7%)の8,897百万円となりましたが、セグメント損益は前連結会計年度にお ける減損損失計上に伴う減価償却費の減少等により、前年同期比1,218百万円改善し、3,484百 万円の損失となりました。

②倉庫・運送事業(ロジスティクス)

国内の物流業界におきましては、貨物保管残高は前年同期を下回る水準で推移し、貨物取扱 量は前年同期と概ね同水準で推移いたしました。 このような状況下、当社グループの倉庫・運送事業におきましては、前第2四半期連結会計 期間より連結子会社となったイヌイ運送株式会社の収益寄与により、売上高は前年同期比326百 万円増収(+7.8%)の4,504百万円となりました。セグメント損益は売却による施設の減少等に より、前年同期比6百万円減益の11百万円の損失となりました。

③不動産事業

都心部の賃貸オフィスビル市況は空室率の改善傾向が見られ、賃料水準も小幅な上昇が続い ております。また、東京23区の賃貸マンション市況は昨年の年明け以降、軟化傾向にあり前年 同期を若干下回る水準で推移いたしました。 このような状況下、当社グループの不動産事業におきましては、既存賃貸物件の稼働率が上 昇したものの、持分法適用会社の株式譲渡に伴う施設の減少等により、売上高は前年同期比491 百万円減収(△9.9%)の4,487百万円となりました。セグメント利益は既存賃貸物件の稼働率上 昇による収益寄与に伴い、前年同期比44百万円増益(+2.0%)の2,220百万円となりました。

(略)

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