物流ニュース

ハイシリカゼオライト製造設備の生産能力を増強

～自動車排ガス浄化触媒の需要拡大に対応～

　

　東ソーはこの度、南陽事業所（山口県周南市）において合成ゼオライトの一種であるハイシリカゼオライト（ＨＳＺ(R)）製造設備の生産能力増強を決定しました。

　ＨＳＺ(R)は優れた耐熱性や耐酸性を有する合成ゼオライトで、当社は現在、国内では南陽・四日市の両事業所にて、海外ではマレーシアにて同製品を生産し、環境負荷軽減を目的とした自動車排ガス浄化触媒や石油精製・石油化学分野の触媒用途、揮発性有機化合物（ＶＯＣ）の吸着除去剤などの環境浄化分野向けなど、ワールドワイドに販売を展開しています。特に自動車排ガス浄化触媒では、規制の強化・厳格化により高性能グレードが求められており、また新興国需要の早期拡大が見込まれます。

　当社は、自動車排ガス浄化触媒用ＨＳＺ(R)の開発に積極的に取り組んでおり、高性能グレードの開発を進めるとともに、製品供給体制を拡充し、これらの需要拡大に対応すべく、今回の生産能力増強を決定しました。

　　　　　記

１．本計画内容

　（１）立地：当社 南陽事業所

　（２）対象設備：ハイシリカゼオライト製造設備

　（３）生産能力：約３０％増（現有能力比）

　（４）投資額：約１００億円

　（５）工期：２０１８年５月 着工予定、２０１９年３月 完工予定

　（６）商業運転：２０１９年８月 予定

２．事業経緯

　・1986年　南陽事業所にて、同製品の生産を開始

　・2009年　四日市事業所にて、同製品の製造設備を新設

　・2013年　四日市事業所にて、生産能力を増強

　・2014年　南陽事業所にて、生産能力を増強

　・2016年　マレーシアにて、同製品の製造設備を新設

以上