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国土交通省/燃料電池の実船試験を開始

グリーン物流(環境) 2023.06.17

燃料電池の実船試験を開始
~燃料電池船の安全ガイドライン策定事業は次のステージへ~

平成29年3月15日

  国土交通省海事局では、水素社会実現に向け、水素を燃料とする燃料電池船の安全ガイドライン策定に取り組んでいます。実験データに裏付けされた合理的なガイドラインの策定に向け、昨年度より陸上での基礎実験を実施しておりますが、次のステージとして、小型船舶で燃料電池の実船試験321日から開始します。実船試験は、来年度にも継続して実施し、海上における安全性を確認する予定です。
  燃料電池船に係る安全ガイドラインの策定は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時期を目途とした燃料電池船実用化の環境整備に繋がります。

  国土交通省海事局では、水素社会実現に向け、水素を燃料とする燃料電池船の安全ガイドライン策定に昨年度から3年計画で取り組んでいます。
  実験データに裏付けされた合理的なガイドラインの策定に向け、昨年度より陸上での基礎実験を実施しておりますが、日本小型船舶検査機構(JCI)の船舶検査を経て、小型船舶での燃料電池の実船試験を321日から開始します。
 
  実船試験は、請負事業者として選定された(国研)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所が主体となり、ヤンマー(株)が開発した燃料電池システムと渦潮電機(株)が開発したリチウムイオン電池システムを小型船舶の甲板上に搭載して試験が行われ、燃料電池船の安全面に係る技術的課題(塩害、動揺・衝撃影響等)を整理します。実船試験は、来年度も継続して実施し、海上における安全性を確認する予定です。
 
  これらの成果を踏まえ、燃料電池船安全ガイドラインを来年度策定し、安全面での環境を整えることで、東京オリンピック・パラリンピックに向けた民間による燃料電池船実用化の促進を図ります。
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式:201KB)PDF形式

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