UPR /ソラコム、PALTEKと連携し工場などでの IoT システムの導入を支援 物流システム 2023.06.17 (株)PALTEKとユーピーアール(株)、IoT ゲートウェイから可視化までの グローバル対応 インダストリアル IoT パッケージを販売開始 ~ UPR とソラコム、PALTEKが連携し、工場などでの IoT システムの導入を支援 ~ 株式会社PALTEK(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:矢吹尚秀、証券コード:7587、以下PALTEK) とIoTクラウドプラットフォームを提供するユーピーアール株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社 長:酒田義矢、以下UPR)は、IoT向けデータ通信サービスを提供する株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷 区、代表取締役社長:玉川憲、以下ソラコム)と連携し、グローバル展開が可能なインダストリアルIoTソリュ ーションパッケージの販売を開始いたします。ユーザーはこのソリューションパッケージを活用することにより、 工場等にIoTシステムをより容易に導入することができ、効率化および収益向上を促進することができます。 このIoTソリューションパッケージは、UPRが提供するIoTプラットフォーム「Scalenics®(読み:スケールニク ス)」、ソラコムが提供する「SORACOM Air for セルラー」のデータ通信SIMカード(以下 Air SIM)、そして PALTEKが国内総代理店であるロバステルテクノロジーズ有限公司(以下ロバステル社)が提供する産業 向けIoTゲートウェイを連携させたシステムのパッケージ商品です。 通常、センサ等の情報をクラウドで可視化するためのIoTシステムを構築する際には、IoTゲートウェイ等の ハードウェアと可視化のためのIoTプラットフォームを、ユーザー自身で連結させる必要があるため、容易に IoTシステムを導入する際の障壁となっていました。今回のソリューションでは、ロバステル社のIoTゲートウェ イに、「Scalenics®」、「SORACOM Air SIM」と容易に接続可能なソフトウェアを組み込み、システムとして連携 させたことで、センサからの情報をクラウド上に集約し、より簡単に可視化させることが可能になります。可視 化するだけでなく、より高度なデータの処理をしたい場合は、Scalenics®のAPIを活用してユーザーのシステ ムと連結させることで、分析などに活用することも可能です。 また、ロバステル社のIoTゲートウェイは、国内外の20以上の携帯電話キャリアの認証を取得しているため、 海外においてもこのIoTソリューションパッケージを使用することが可能です。さらに、産業用電子機器間の通信プロトコルのデファクトスタンダードである「Modbus(※)」に対応しており、工場内の製造機械などの遠隔監 視などにもご活用いただけます。 ユーピーアール株式会社の代表取締役社長 酒田義矢は、次のように述べています。 「IoTという言葉が浸透する以前より、産業をはじめとしたお客様の遠隔監視を提供してきた当社のノウハ ウを、満を持してこの度のグローバル対応パッケージとして展開できることを大変嬉しく思います。当社のグ ローバル対応IoTプラットフォーム”UPR Scalenics®”が国内のお客様のみならず、海外のお客様の Industrie4.0を加速できるようことを期待しております。」 株式会社ソラコムの代表取締役社長 玉川憲氏は、次のように述べています。 「ソラコムの提供するIoT通信プラットフォーム「SORACOM」は、IoTの機器とクラウドの間の通信を、1枚か らリーズナブルかつセキュアに提供します。PALTEK様のデバイスとUPR様の「Scalenics®」との組み合わせ は、様々な場所でのセンシングやログデータの収集と可視化を、迅速に実現することができます。本パッケー ジが、多くのIoT活用事例を創出するものと期待しています。」 株式会社PALTEKの代表取締役社長 矢吹尚秀は、次のように述べています。 「IoT 市場・業界において非常に注目を集めているソラコム様、UPR様とシステム連携したパッケージ商品 を展開できることを大変嬉しく思います。このシステムパッケージ化により、お客様の開発・導入障壁が下が り、より簡単に、より早期にデータの収集・可視化が可能となるため、お客様への効率化・ビジネス変革の加 速に微力ながら貢献できることを大変期待しております。」 PALTEKとUPRは、このIoTソリューションパッケージを2017年4月から販売開始いたします。なお、IoTゲート ウェイへ接続可能なセンサについてもオプションとして展開する予定です。 ● 主な製品・サービスの概要 IoTプラットフォーム「UPR Scalenics®」 UPR Scalenics®は、IoT/M2Mサービスに必要なデバイス管理・認証・データ蓄積ストレージ基盤・メッセ ージ配信をPaaSサービスとして提供します。業界標準に基づいて設計されたUPR Scalenics®が提供する オープンAPIにより、スピーディかつ統一された手順でデバイスをクラウドに統合します。パブリッククラウ ドによる柔軟なスケーラビリティと業界標準のセキュリティで低コスト・スモールスタートでセキュアな IoT/M2Mサービスの構築が可能です。 IoT通信プラットフォーム「SORACOM」 「SORACOM」は、セルラー通信とクラウドを融合し、簡易にセキュアにIoTシステムに必要な通信を提 供するIoT通信プラットフォームです。データ通信SIMカード「SORACOM Air for セルラー」は、セルラーネ ットワークを、どなたでも、1枚~、1日~、リーズナブルに利用、Webコンソール、もしくはAPIでプログラマ ブルに通信を操作できます。また、クラウド側でルーティングやプロトコル変換を肩代わりする 「SORACOM Beam」、セキュアなプライベートネットワーク接続を支援する「SORACOM Canal」、簡易にク ラウド連携する「SORACOM Funnel」など便利なサービスも提供、お客様のスピーディでセキュアな IoT/M2Mシステム構築を支援します。 IoTゲートウェイ ロバステル社のIoTゲートウェイは日本を始め、アメリカ、ヨーロッパ、東 南アジアなどの20以上の携帯電話キャリアで認証を取得しているため、日 本国内のみならず海外においても迅速にIoTインフラを構築することができ ます。また、動作温度範囲は -40 ~ 85℃ と過酷な温度環境でも使用可 能で、長期安定供給を実現しつつも低コストで製品を展開しています。 ロバステル社は既にヨーロッパ、オーストラリア、東南アジアなどで事業 展開しており、製品はリモートモニタリング(遠隔監視)や遠隔制御などに 活用され、高速道路の電光掲示板の制御、電力監視、公共交通の運行監視・モニタ制御など産業用途 向けの実績を有しています。日本のユーザーにおいては、特に日本から海外へ製品展開・遠隔監視を行 う場合にメリットの多い製品です。 ■専門用語説明 ※ Modbus ModbusはModicon社が1979年、同社のプログラマブルロジックコントローラ(PLC)向けに策定したシリア ル通信プロトコルです。産業界におけるデファクト標準の通信プロトコルとなり、現在では産業用電子機 器を接続する最も一般的手段となっています。Modbusは同じネットワークに多数の機器を接続して通信 可能です。 (略) 以下、詳細は下記アドレスを参照ください。 2017年3月15日インダストリアルIoTパッケージを販売開始