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ルネサス エレクトロニクス/7月にサプライチェーンマネジメント本部を新設

人事・組織 2023.06.17

成長の加速に向けた組織改正について

~インターシルの買収により、「One Global Renesas」の実現へ~

 

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼 CEO:呉 文精、以下、当社)は、成長に向けた取り組みを加速させるため、買収を完了した Intersil Corporation(以下、インターシル)との事業統合も踏まえて、3 事業本部体制への改編など段階的に組織を改正し、「One Global Renesas」を企図した新組織体制に 2017 年7月までに移行してまいります。

1. 組織改正の背景

 当社は、確実に収益をあげる企業体質を目指して 2013 年 10 月より推進してきた「変革プラン」を 2016年3月末に終了し、安定的な経営基盤の確立に一定の目処をつけました。今後グローバルに勝ち残るために、2016 年 11 月2日に「中期成長戦略」を発表し、成長の加速化に向けた事業ポートフォリオの拡充・強化に現在取り組んでいます。こうした取り組みの一環として、パワーマネジメント IC や高精度アナログなどのアナログ半導体の開発、製造、販売・サービスを手掛けるインターシルの買収を決め、2017 年2月 24日付で買収が完了しました。

 今後はインターシルとの融合を進め、日本を中心としたこれまでの事業運営から脱却し、地域に捉われずグローバル組織として運営する「One Global Renesas」を企図した真のグローバルカンパニーを目指します。同時に販売マーケティング部門、事業部門などの機能別組織を改め、責任範囲の拡大と明確化による新たな事業体制への進化、またサプライチェーン機能の一体強化、特定地域での戦略的な事業強化を行い、盤石な組織体制を段階的に構築してまいります。主な組織改正内容は次のとおりです。

 (1) 3事業本部体制への改編 (2017 年 4 月 1 日付および 7 月 1 日付)

  インターシルの事業を融合するにあたり、当社の汎用事業を担う「第ニソリューション事業本部」を、”特定分野別ソリューション等を基軸とする事業本部”とインターシルとの融合による高成長が期待される”幅広い顧客層・エンドマーケット向けの多種多様なソリューションを基軸とする事業本部”の2本部体制に改編し、それぞれ「インダストリアルソリューション事業本部」、「ブロードベースドソリューション事業本部」とします。そして、自動車を担当する「第一ソリューション事業本部」も「オートモーティブソリューション事業本部」と改称し、当社全体で、これまでの 2 事業本部体制から3事業本部体制に改編します。

  上記3事業本部の内「ブロードベースドソリューション事業本部」は 2017 年 4 月 1 日から発足させ、インターシル事業とのシナジー創出の早期実現を目指します(*1)。

  さらに 2017 年 7 月 1 日付で、この新しい3つの事業本部に販売部門、マーケティング部門も移行させ、各事業本部の収益責任を明確にし、事業のオーナーシップの強化を狙います。販売・マーケティングから設計開発まで事業本部の責任範囲を拡大するとともに、迅速かつ一貫した意思決定を可能としてまいります。

 (2) サプライチェーンマネジメント本部の新設(2017 年7月1日付)

  現在、生産戦略、生産・投資管理、生産指示、資材調達のサプライチェーンマネジメント関連機能が各事業本部などに分散しているため、同機能を集結した「サプライチェーンマネジメント本部」を 2017 年7月1日付で新設します。これにより、生産から調達までの戦略を一本化し、意思決定の迅速化とサプライチェーンマネジメントを全体最適化し、お客様への当社製品の安定供給体制の強化を図ります

 (3) 中国事業統括本部の新設(2017 年3月1日付)

  インターシルを融合した事業本部を軸としたグローバルな組織運営を志向する一方、特に成長機会が大きい中国においては、地域特有の取り組みが個別に必要と判断し「中国事業統括本部」を 2017 年3月1日付で新設し、地域事情に特化した取り組みの強化を開始しました。当社の執行役員(真岡 朋光)が当該統括本部のトップとして現地に駐在し、中国市場の需要に応じて、現地での販売・マーケティング、設計開発、生産機能を一体化させた取り組みを強化し、高い成長を目指してまいります。

(略)

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