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名鉄運輸/経常利益は前年比32・4%増(平成29年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成29年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

           売上高    営業利益   経常利益   当期純利益

29年3月期第3四半期 83,960 21.6  4,348 31.8  4,487 32.4  2,631 25.5

28年3月期第3四半期 69,018 0.4  3,298 50.2   3,388 50.4  2,096 45.7

(注) 包括利益 29年3月期第3四半期 3,186百万円 (36.0%) 28年3月期第3四半期 2,342百万円 (19.8%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気に持ち直しの動きがみられるものの、天候不順の影響など もあり、個人消費は力強さを欠きました。また、海外経済の回復力も弱く、好調だったインバウンド需要も頭打ちに なるなど外需環境も厳しく、世界の政治・経済の不確実性の増大から、先行き不透明な状況が続いておりました。 物流業界におきましても、悪化していた消費関連貨物にいくぶん持ち直しがみられるものの、設備投資の伸び悩み から生産関連貨物は低調な荷動きとなっており、国内貨物の総輸送量は前年度水準を下回って推移いたしました。ま た、慢性的なドライバー不足による人件費や委託料の増加、原油価格の緩やかな高まりにより燃料価格も上昇してお り、引き続き厳しい経営環境となりました。 このような状況の中、当社グループでは、現中期経営計画の経営方針「混載事業(コア事業)の拡大を図り、持続 的に成長する企業グループを目指す」を中心に積極的な事業展開を推進しました。具体的な施策としては、収益性向 上を図るために輸送コストに応じた運賃等の条件改定交渉に加え、取扱量の確保に努めたほか、昨年10月よりグルー プ統一の車両デザインを導入し、グループ一体となった営業活動による新規顧客の獲得や外部委託をグループ内に取 り込むなどグループ経営の効率化を図りました。また、中期経営計画に掲げた各基本戦略に沿って、同業他社との連 携強化を含めた物流ネットワークの維持強化や関連会社統廃合による効率経営の推進に努めました。 以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、新規に信州名鉄運輸㈱を連結子会社化し たことなどにより、売上高は前年同期比21.6%増の83,960百万円となりました。営業利益は前年同期比31.8%増の 4,348百万円、経常利益は前年同期比32.4%増の4,487百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益については前年同 期比25.5%増の2,631百万円となりました。 当第3四半期連結累計期間におけるセグメントの概況は次のとおりであります。 なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前 年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

(物流関連事業)

貨物運送関連では、国内貨物の動きが停滞する中、混載事業の拡大を図るとともに、貸切輸送などの顧客需要を積 極的に取り込み、取扱量を確保いたしました。また、輸送を外部委託からグループ内に取り込む活動も継続的に行い、 利益の確保に努めました。 具体的な施策として、営業面では、取扱量確保のため新規荷主の獲得に加え、メーカー物流を中心に販売拡張に努 めました。特に、今後も物流活動が活発と予想される首都圏を中心に、グループ一体となり積極的な営業活動を行い ました。業務面では、グループ内で重複する輸配送の見直しに加え、資本業務提携を結んだ日本通運㈱との協業にお いて、一部地域で配送の受託を開始したほか、全国でブロックごとにさらに検討を進め、経営資源の有効活用を図っ ております。 流通倉庫関連では、一部顧客でインバウンド効果の落ち込みもみられますが、日用品メーカーの取扱エリアの拡大 など主要顧客の売上が前年同期を上回り、飲料メーカーや小売関連の顧客の取扱も堅調に推移いたしました。 以上の結果、信州名鉄運輸㈱を連結子会社化したこともあり、物流関連事業の売上高は前年同期比20.8%増の 83,238百万円、売上総利益は前年同期比25.6%増の7,816百万円となりました。

(その他事業)

その他事業では、子会社の遊休施設を賃貸するなど有効活用に努めており、新規に連結子会社化した信州名鉄運輸 ㈱の不動産賃貸収入の寄与もあり、売上高は前年同期比504.3%増の772百万円、売上総利益は前年同期比257.1%増の 325百万円となりました。

(略)

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