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旭硝子/CDMO大手CMC Biologics社を買収

SCM・製造拠点 2023.06.17

AGC旭硝子、CDMO大手CMC Biologics社を買収

 AGC旭硝子(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、大手バイオ医薬品原薬の開発製造受託企業(CDMO(*注1))であるCMC Biologics社の全株式を約600億円で取得することにつき、主要株主であるMonitor Clipper Partners社およびEuropean Equity Partners社を含む全株主との間で株式譲渡契約を締結いたしました。
 尚、本件買収は、所要の独占禁止法当局の承認を前提とし、同社は2017年1月にAGCグループの子会社となる予定です。

 CMC Biologics社は、動物細胞と微生物を用いたCDMOで、医薬品開発から商業医薬品向けに、プロセス開発、スケールアップおよび商業製造までの高付加価値のサービスを提供しています。約530名の従業員を有し、デンマーク(コペンハーゲン)と米国(シアトルおよびバークレー)の製造拠点をベースにグローバルに事業を展開しています。

 当社は、1985年にバイオ事業を発足、2000年初めよりバイオ医薬品製造受託事業を開始し、主に日本で微生物を用いたCMO(*注1)事業を行ってきました。本年8月に微生物を使ったCDMOであるドイツBiomeva社(*注2)を買収し、欧州での製造、開発拠点を獲得しました。それに続く今般のCMC Biologics社の買収は、動物細胞を用いたバイオ医薬品製造技術の獲得とその主要市場である欧米の顧客基盤獲得を目的とした、当社のバイオ事業戦略の一環です。本買収を通じ、高い技術力と信頼される品質に裏付けられた世界トップレベルのグローバルCDMOとして、製薬会社、患者様、そして社会に貢献していきます。

 AGCグループは、経営方針AGC plusの下、ライフサイエンス事業を戦略事業のひとつと位置付けています。今般の事業統合を成長に向けた重要な一歩とし、バイオ医薬品製造受託事業を加速的に拡大して参ります。

以上

 *注釈
 注1)CMO:医薬品製造受託会社(Contract Manufacturing Organization)
 CDMO:製造受託に加え、製造方法の開発を受託・代行する会社(Contract Development & Manufacturing Organization)
 注2)当社は、今年8月にドイツのバイオ医薬品製造受託会社であるBiomeva GmbH社を買収し、欧州市場に本格参入しました。
 詳細は当社プレスリリースをご覧ください。http://www.agc.com/news/20160906.pdf

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