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日立ソリューションズ/オリンパスの安全保障貿易管理システムを構築し業務の大幅な効率向上を実現

物流システム 2023.06.17

オリンパスの安全保障貿易管理システムを構築し、業務の大幅な効率向上を実現
システム導入と組織・業務改革によって、審査時間を約1/4に短縮

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、オリンパス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:笹 宏行/以下、オリンパス)に「安全保障貿易管理トータルソリューション」を導入し、2016年5月にシステムを稼働しました。 
 本システムは、SAP社のERPとシステムを連携し、顧客審査、該否判定、取引審査について、引き合いから出荷までの一連のプロセスの中でワークフロー化し、処理・承認の電子化をするものです。 
 オリンパスは、本システムの導入とともに組織・業務改革を遂行し、人手による作業・承認の電子化や業務の重複の解消、審査ルートの最適化をしたことで、審査時間を約1/4に短縮しました。また、業務の効率向上や精度向上によって、業務の標準化にもつなげることができました。さらに、プロセスを可視化したことで、経営の迅速な意思決定やリスク対応、コンプライアンス強化を実現しました。 
 日立ソリューションズは、製造業や商社などで培った輸出管理業務のノウハウを生かして、改革も支援し、効率的で利便性の高いシステムを実現しました。今後、海外グループ企業への適用を支援していきます。

■ 背景

オリンパスでは、医療、科学、映像の事業部門があり、それらを支える研究開発、製造部門があります。従来、安全保障貿易管理についても、それぞれの部門ごとに責任組織が審査を行い、そこから上がる情報を元に、全社をまとめる貿易管理部がさらに独自の審査を実施していました。また、審査のためのデータも個々に管理していました。そのため、業務の重複や承認の遅延、紙を使った人手によるミスなど、多くの無駄が発生し、審査に長い期間を要していました。 
 オリンパスは、このような課題を解決し、効率的な輸出管理をグローバルに実現することを目的に、業務改革とシステム構築を行うことを決定しました。 
 日立ソリューションズは、輸出管理業務の知識、海外グループ企業への導入実績、システム連携のノウハウなどが評価され、採用されました。

■ 主な導入効果

1. 電子データでの処理・承認による審査で、輸出管理の大幅な効率向上と迅速化を実現

 審査業務が、紙ベースの人手による業務から電子データでの処理・承認になったことで、輸出管理の効率向上と迅速化を実現しました。また、SAPとシステムを連携し、出荷までの流れを円滑化したことや、業務改革によって業務の重複を解消したことで、審査時間を約1/4に短縮することができました。

2. 分散していた業務を専任者に集約し、業務効率を飛躍的に向上

 事業単位で分散していた業務を専任者に集約することで、業務の重複を排除すると共に、個別バラバラであった業務の統一化を進め、業務効率の飛躍的な向上につなげることができました。

3. 審査プロセスを可視化し、コンプライアンス意識の向上と意思決定の迅速化

 審査プロセスを可視化したことで、問題をタイムリーに把握できるようになりました。また、輸出の可否や相談などの記録も一元管理できるようになり、コンプライアンス意識の向上を図りました。

■ お客様からのコメント

オリンパス 貿易管理部の方々から、以下のコメントをいただいています。 
 「日立ソリューションズは、輸出管理業務をよく理解しており、提案当初から、システムをモノではなく、最適な輸出管理の仕組みとして捉えていました。また、業務効率向上の施策をお願いすると、細かい部分まで汲み取ったシステムの仕様を提案してくれました。さらに、日立ソリューションズが運用していた既存システムとの連携についても、こちらが指示をする前に、社内で検討を進めてくれました。我々にとって、業務アドバイザーのような非常に頼れる存在です。今後も、海外拠点への横展開など、さまざまな支援を期待しています。」

■ 株式会社オリンパス URL

■ 「安全保障貿易管理トータルソリューション」ホームページURL

■ 導入事例紹介のサイト

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