三菱ガス化学/中国のメチルアミン誘導品製造会社の株式を譲渡 SCM・製造拠点 2023.06.17 中国のメチルアミン誘導品製造会社の株式譲渡について 2016 年 12 月 12 日 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:倉井 敏磨、以下、「当社」)は、 メチルアミン誘導品の製造販売を行う特胺菱天(南京)精細化工有限公司(所在地:中国 南京市、以下、「菱天社」)の日本側持分全株式 50%を、合弁相手先であるメチルアミン誘 導品大手メーカーのタミンコ社(本社:ベルギー、現在は米・イーストマンケミカル社の 100%子会社)に譲渡することを決定し、その諸条件について同社と合意に達しました。 国内唯一のメチルアミン製造会社である当社は、2016 年 9 月新潟工場においてメチルア ミンの新装置への更新を完了いたしました。新装置の生産能力は 4 万 T/Y であり、すでに 営業運転を開始しております。 当社は、メチルアミンに関わる経営資源を新潟工場に集約することで、国内の顧客向け を中心に安定供給体制の維持・強化を図るとともに、メチルアミン誘導品の新たな展開を 推進し、メチルアミン系事業の一層の充実を図ってまいります。 1.菱天社の概要 会社名 : 特胺菱天(南京)精細化工有限公司 所在地 : 中国江蘇省南京市六合区南京化学工業園区内 設立 : 2005 年 11 月 主な製造品目 : メチルアミン誘導品(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア ミド等) 2.株式譲渡の理由 国内唯一のメチルアミンメーカーである当社は、菱天社とともに、拡大するアジア市場 でのプレゼンスを高め、メチルアミン誘導品事業のさらなる強化を図ってまいりました。 しかしながら、中国では当社が進出当初に主力製品と位置付けていたジメチルホルムア ミド等のメチルアミン誘導品事業への新規参入が相次ぎ、当社は中国における同事業を継 続する意義が薄れたと判断したことから、全株式を合弁相手先であるタミンコ社に譲渡す ることを決定いたしました。 3.スケジュール 株式譲渡契約締結 :2016 年 12 月 9 日 株式譲渡 :2017 年 2 月頃予定 4.今後の見通し 本件が当社の 2017 年 3 月期連結業績に与える影響は軽微です。